高峰山、姫ノ城山

高峰山、姫ノ城山


【日時】 2011年11月19日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 加茂三条丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高峰山・たかみねやま・147.5m・三等三角点・新潟県
 姫ノ城山・ひめのじょうやま・216m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:30 新潟=(北陸自動車道、三条燕IC、R.289 経由)=9:20 大崎山公園〜9:37 発―9:58 高峰山―10:20 見晴らし―10:57 姫ヶ城山〜11:05 発―11:36 見晴らし―11:57 高峰山―12:15 大崎山公園=(往路を戻る)=13:30 新潟
 三条市の東大崎の背後の丘陵一帯は、大崎山公園として整備されており、日本で最初に日食観測が行われた場所として知られている。この公園内の最高点が永明寺山である。高峰山は、大崎山の東に位置し、米山薬師とも呼ばれる山である。また、姫ノ城山は、城山とも呼ばれ、戦国時代の防衛上の重要な拠点であったという。大崎山から姫ノ城山にかけては中部北陸自然歩道として整備されている。

 西から強い雨雲が接近中であった。朝は雲り空であったが、これも僅かな時間のように思われた。雨でも歩ける山として、姫ノ城山を歩くことにした。新潟から登山口まではそう遠くない距離であるが、時間の短縮を図るため高速を使った。
 登山口の大崎山公園への入り方は道路が複雑だが、国道脇から案内板が置かれているので、それに従えばよい。先日の大雨の被害も残る車道を登っていくと、車道が分かれるが、左の道に進みグリーンスポーツセンターの駐車場に入る。捕虫網を持ったグループが歩き出していった。この季節に蝶はいるのだろうか。
 姫ノ城山を登ったのは、1999年12月のことで、記憶も薄れている。雨が降り始めていないのは幸いと思って歩き出した。ハイキングコースという標識に従って、駐車場の下を通過する作業道に進む。コンクリートで固められた坂を下っていくと、キャンプファイヤー広場が現れる。舗装道路が横切ると、その先から登山道が始まる。姫ノ城山への道は、中部北陸自然歩道として整備されており、幅広のしっかりした道が続いた。
 登りが続くようになり、姫ノ城山までのコース中で、一番まとまった登りになる。急な登りでもないが、それでも動悸は高まってくる。登山道周囲には杉が植えられているが、間隔は開いており、その間の木立が美しく紅葉していた。この山では、カエダが多く、黄色く色づいた葉が多かった。
 5名程のグループが下ってくるのとすれ違ったが、手ぶらの軽装で、体力作りが目的の地元グループのようであった。森林公園に上がっていく車道もかなりの人数が歩いていた。といっても、この先は誰にも会わず、姫ノ城山の知名度は低いようであった。
 高峰山の山頂は、ベンチも設けられた刈り払いの広場になっており、奥に三角点が頭を出していた。周囲の木立の紅葉も美しかった。
 姫ノ城山へは、小さなアップダウンの続く道が続いた。途中に枝道も分かれたが、分岐には姫ノ城山を示す標識が置かれていた。登山道は木立に囲まれているので、展望はあまり良くなかったが、要害山から十六山や猿平山に続く丘陵の連なりを眺めることができた。途中、見晴らしと書かれた広場が現れたが、杉が延びて展望は閉ざされていた。
 姫ヶ城山が近づく頃には、雨がぽつりぽつりと落ち始めた。風も強まり、木の葉が空を舞うようになった。
 一旦車道に出ると、その先が姫ノ城山である。入口は草が茂っているが、その先は丸太の段々で整備された道が続いている。山頂へはひと登りで到着する。城跡とあって、山頂部は丸い窪地状に整地されている。雨具を身に着けてから、ベンチに腰を下ろしてひと休みした。守門岳の展望が開けているようであったが、山頂は雲に覆われていた。
 来た道をそのまま戻った。再び小さなアップダウンを繰り返すことになるが、それを加えても手ごろな運動量ということになる。本降りの雨の中を車に戻った。

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