不動堂山

不動堂山


【日時】 2011年10月23日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り後雨

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 不動堂山・ふどうどうやま・557.4m・三等三角点・新潟県
【コース】 登り:尾根コース 下り:林道終点コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/村松
【ガイド】 新潟100名山(新潟日報事業社)

【時間記録】 7:35 新潟=(R.49、R.403、新津、五泉、村松 経由)=8:40 福連寺山入口〜8:52 発―9:13 鉄塔―10:13 八合目直登コース分岐―10:25 不動堂山―10:57 林道終点―11:35 福連寺山入口=(往路を戻る)=12:45 新潟
 不動堂山は、菅名山塊の南端にあり、主峰よりは一段低いものの、早出川のほとりに三角形の均整のとれた姿を見せる山である。低いながらもそれなりの体力を必要として、手頃に登山を楽しめる山である。

 土曜日は雨の予報が出たが、雨は僅かに降っただけであった。日曜日は是非とも山に出かけたいことになったが、天気は土曜よりも悪そうであった。天気の読みをいささか誤ったようである。悪天候でも登れる山として、不動堂山に出かけることにした。
 天気次第で福連寺山への周回をするかもしれないので、いつものように福連寺山の登山口に車を停めて歩き出した。
 キノコ工場の裏手から始まる林道に進む。以前は、林道入口に鎖が掛けられていたが、それは無くなっていたが、林道は荒れて車で進入するのが難しくなっていた。前方に送電線が谷を横断するのが見えるようになると、左手の杉林に登山口が現れる。杉林の中の急登が始まる。ジグザグに道が付けられているが、それでも息が切れた。傾斜がようやく緩むと、送電線の鉄塔下に出る。
 送電線の鉄塔を過ぎると、もうひと頑張りで稜線上に出る。人声がして追いつくと、いつも佐渡の山行でお世話になっている佐渡汽船の二人連れであった。この後は、話をしながら一緒に歩くことになった。
 稜線に出ると、その先は緩急を繰り返しながらの登りが続く。このコースは、モミジも多く、紅葉が美しいのだが、時期はまだ早かった。
 途中で雨が降り出し、傘をさしての歩きになった。白山方面は黒雲に覆われており、早めに登山を切り上げた方が良さそうであった。
 林道終点からの登山道を合わせると、もうひと歩きで不動堂山の山頂に到着する。風越山の山頂は良く見えていたが、その奥の大蔵山の山頂は隠されていた。雨が降りだしたため、急いで下ることにした。
 久しぶりに林道終点へ下り立つ登山道に進んだ。このコースは、急坂が続き、足元に注意が必要であった。登山道を歩くのに支障はないが、草が生えており、尾根コースよりも歩く者は少ない感じであった。
 一気に下って林道終点に出れば、後は楽と思ったのは誤りであった。林道は夏草に覆われており、雨粒をのせた草を掻き分けて歩いているうちに、長靴の中も濡れてきた。林道の途中、枝沢の増水で、道が完全に崩壊しているところもあった。
 途中で、蛭がいるという声があがった。車に戻って長靴を脱いでみると、小さな蛭が二匹うごめいていた。実被害が無かったのは幸いであった。雨の時は尾根コースを往復した方が安全なようである。
 時間は早かったが、充分歩いた気分になって家に戻った。

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