鳥坂山、白鳥山

鳥坂山、白鳥山


【日時】 2011年10月16日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 興屋沢の峰・こうやさわのみね・330m・なし・新潟県
 鳥坂山・とっさかやま・438.5m・三等三角点・新潟県
 白鳥山・しらとりやま・298m・なし・新潟県
【コース】 白鳥公園コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 新新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:10 新潟=(R.7、中条 経由)=9:00 白鳥公園〜9:20 発―9:49 稜線分岐― 10:25 鳥坂山―10:05 稜線分岐―11:00 白鳥山〜11:05 発―11:08 稜線分岐―11:27 白鳥公園=(往路を戻る)=12:50 新潟
 白鳥山と鳥坂山は、日本一のミニ山脈と呼ばれて親しまれている櫛形山脈の北端の山である。縦走路を初め、これらの山を中心にした登山道が何本も開かれている。

 土曜日は雨のために山はお休み。日曜日には、なにがなんでも山に行かなければということで、近場の山を考えて、白鳥公園から鳥坂山へ登ることにした。白鳥公園は国道脇にあってアクセスは便利なのだが、2000年11月以来歩いていない。他のコースは、登りと下りで違うコースがとれる周回ができるのに対し、白鳥公園からは同じ道を往復することになるのが、避けてしまう原因になっている。
 中条の市街地を過ぎて、マイクロウェーブの立つ興屋沢の峰を見上げるようになると、国道脇に白鳥公園の看板が現れる。坂道を登っていくと、公園の駐車場に出る。車が一台停められており、登山者がいるようであった。
 登山ポストの脇から登山道に進むが、沢水が流れ込んで、長靴を履いているので、問題はなかったが、足元が悪い状態であった。ひと登りすると、公園上部の広場の脇に出た。ここまでは公園の中を歩いてきた方が楽なようである。
 稜線上までは急斜面が続くが、登山道は、左手にトラバース気味に登っていくので、体力的に少し楽になっている。マイクロウェーブ基地への送電線の下を通過すると、尾根を絡みながらの急登になる。丸太の段々が整備されているが、歩幅が合わないため、かえって足に負担がかかる。
 空が暗くなってきて、雨が降り出した。ザックカバーを付けて、雨具の上着を着たが、装備が終わると雨は小降りになった。この日は、時雨模様で、晴れ間と黒雲が交代する天気であった。
 昔、山城の貯蔵庫として用いられていたらしい大穴を過ぎると、その少し先で稜線分岐に出た。まずは鳥坂峰を登ることにした。興屋沢の峰の下りからは、鳥坂峰の眺めが広がるが、斜面の灌木の紅葉が始まっていた。単独行が戻ってくるのに出会い、これがこの日に出会った登山者の全てであった。同じ櫛形山脈の大峰山だと、もっと大勢の登山者が登っているはずなので、山の人気の具合については判らないところがある。
 ほど良い運動ということで急坂を登ると、鳥坂山の山頂に到着した。雲のせいで、日本海の海岸線もぼんやりしていた。休む気分にもならないので、すぐに道を引き返した。分岐に戻って、今度は白鳥山に向かった。五の堀から始まる空堀を越していくと、それほど体力を使わないうちに白鳥山に到着する。
 白鳥山の山頂には立派な東屋が設けられており、中条の街や日本海の海岸線を眺めることができる。昼食は家に戻ってからということにして、眺めを楽しんだ後、そのまま下山した。

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