須刈岳

須刈岳


【日時】 2011年10月2日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 須刈岳・すがれだけ・438.4m・四等三角点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/野沢、徳沢
【コース】 国道登山口より 
【ガイド】 新ふくしまの低山50(歴史春秋社)

【時間記録】 8:10 新潟=(R.49 経由)=9:55 須刈岳登山口―11:00 須刈岳―11:42 須刈岳登山口=(往路を戻る)=15:00 新潟
 須刈岳は、西会津町の盆地を取りまく山の一つで、とがったピークを持つことから低いながら目立つ山である。登山口にある上野尻自治区による看板には、雨乞の山であった旨が書かれている。

 昼から雨という天気予報が出たので、コースタイムの短い山ということで、須刈岳を選んだ。須刈岳に登ったのは1996年なので、かなり時間が経っている。
 須刈岳の登山口は、国道脇であるので、アプローチは楽である。登山口前にあったドライブイン跡は、民家風になっており、車を停められる雰囲気ではなかった。通り過ぎた先の路肩スペースに車を停めた。歩いてみると、登山口から始まる林道はすぐ先で路面が荒れて通行不能になっていたので、林道入口の脇に停めて良かったようである。
 先日の大雨の影響か、林道は大きくえぐられていたが、歩くには支障はなかった。林道のカーブ地点で、右方向に矢印があり、杉林の中の山道に進んだ。これは林道のショートカットのようで、ひと登りで林道に飛び出した。夏草の茂って林道を進んでいくと、前方に頭を持ち上げた須刈岳が見えてきた。山頂までは、ひと汗かかせられそうである。
 いつしか林道は終わって、山道に変わった。山頂の左手に回り込むように進んでいくと、急な登りが始まった。この季節は、雪山のことも頭に浮かんでくるが、この登山道は、急坂をトラバース気味に登っていくので、冬には使えそうにない。
 急坂が終わると、353m小ピークの西の鞍部に登りついた。付近は、美しいブナ林が広がっていた。
 急坂をもうひと頑張りすると、須刈岳の山頂に到着した。登りに要した時間は短かったが、汗はたっぷりと流させられた。
 須刈岳の山頂からは、上野尻の里を見下ろすことができた。その向こうに飯豊の眺めが広がっているはずではあったが、山の山頂は雲に覆われていた。天気の崩れは迫っているようであった。
 足を滑らさないように急坂を下っていくと、短い時間で登山口に戻ることができた。
 新潟に向かって車を走らせていくうちに雨が降り出した。

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