大蛇山

大蛇山


【日時】 2011年10月1日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 大蛇山・おおじゃやま・799m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【コース】 下山林道登山口より 
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:30 新潟発=(R.49、保田、R.290、宝珠温泉、丸山)=9:25 通行止め標識〜9:40 発―10:30下山林道終点広場―11:44 大蛇山〜11:58 発―12:40 下山林道終点広場―13:26 通行止め標識=(往路を戻る)=15:00 新潟
 五頭山塊は、新潟平野に面し、加治川と阿賀野川の間に広がる山塊である。大蛇山は、南端の宝珠山の北に位置するピークである。以前は、宝珠山から菱ヶ岳の間は登山道が無く、積雪期しか歩けなかったものが、2001年に、この間の縦走路と大蛇山に登るコースが整備された。大蛇山へは、小朝新道、波多野新道、化物杉コースが整備されたが、現在では、化物杉コース以外は廃道になっている。

 寒気が南下して日本海側は荒れ模様になるようなので、近場の山を歩くことにして大蛇山に向かった。大蛇山に登ったのは、2005年10月であるので、かなり時間が経っている。 大蛇山の登山口へは、宝珠温泉に出てから山裾を巻いていく道を丸山の集落に向かう。集落内の十字路には、大蛇山登山口という古びた標識が置かれている。右折して山に向かうと、すぐにY字路に出るので、左の道に進む。川を渡ると、狭い林道となり、これが登山口に至る下山林道である。
 カーブ地点の手前に、この先通行禁止の看板があったので、ここから歩き出したが、実際には途中のゲートまでは車で入れた。もっとも、どこまで車が入れるかと不安に思いながら進むよりは、ここから潔く歩き出した方が良い。ただ、次回に登る際には、159.6m小ピークの北東のヘアピンカーブまでは舗装道路で、カーブ地点にスペースもあるので、ここから歩き出したいとは思う。
 しばらくは、林道歩きに精を出すことになった。先日の大雨のせいか、道路脇には泥や木の根がつもっていたが、重機が入って整備が行われたようである。標高200m付近で、通行止めの記に、道路上にロープが張られていた。しだいに道路は荒れ気味になっていったが、標高290m地点で大木が倒れこんでいて、車の通行は不能になっていた。その先は、夏草の茂った林道の歩きになった。傾斜が急な所ではコンクリート舗装が行われていたが、車や人が通らないため、表面に苔が付いて滑りやすくなっていた。
 1時間ほど歩いて、林道終点広場に到着した。ここからは、登山道整備の際には、三本の登山道が開かれたが、現在では化け物杉コースしか歩けないようである。
 沢を飛び越えると、砂防ダム建築のための作業道が高みに向かって続いている。これをひと登りすると、砂防ダムの手前で左に登山道が分かれる。あまり歩かれていない登山道であるが、丸太の段々も設けられた立派な登山道である。
 しばらくは細かいジグザグを繰り返しながらの急登が続く。ようやく傾斜が緩むと、ブナ林の広がる台地に飛び出す。下生えも刈られているような雰囲気もあるが、なんのために人手が入っているのかは判らない。その先で尾根に乗ると、この先は長い登りが続く。 尾根上に杉が数本現れると、その一本に化け物杉という看板が取り付けられている。細くて見た目もぱっとしない杉なので、わざわざ名前を付ける理由が判らない。その先は、台地状の地形を緩やかに登っていくことになる。
 縦走路に出て右に曲がると、すぐ先が大蛇山の山頂になる。菅名山塊方面の木立が切られているものの、見晴はあまりよくなく、木立に囲まれた広場に置かれている大蛇山安全地蔵が、ここでの見どころといってよい。今回は、少し古びた青いバンダナを頭に巻いていた。
 ひと休みの後に来た道を引き返した。途中の台地付近で、単独行とすれ違った。1日に二人の登山者は、この山としては多いのかもしれない。

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