虚空蔵山

虚空蔵山


【日時】 2011年8月7日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 蒲萄山塊
【山名・よみ・標高三角点・県名】 虚空蔵山・こくぞうやま・466m・なし・新潟
【コース】 大満虚空蔵尊より
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/塩野町/塩野町
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40 新潟=(R.7、蓮野IC、R.113、荒川胎内IC、日本海東北自動車道、朝日まほろばIC 経由)=7:40 林道ニレ沢線分岐〜7:55 発―8:30 東入口広場―8:40 虚空蔵グリーンパーク登山口―9:07 虚空蔵山〜9:22 発―9:38 東入口広場―10:07 林道ニレ沢線分岐=(往路を戻る)=11:30 新潟
 蒲萄山塊は、県北部の山北町、朝日村、村上市にまたがり、日本海の海岸線に沿って南北に連なっている。この山塊の最高峰は、一等三角点の置かれている新保岳であるが、その他にも踏み跡を辿って登ることのできる山も多い。蒲萄山塊の南よりに、虚空蔵山と三額山がある。虚空蔵山は、虚空蔵グリーンパークとして山頂付近が森林浴のために整備されている。最近日帰り温泉で人気の朝日まほろば温泉に向かいあっており、その駐車場から山頂を良く眺めることができる。

 先週の大雨の影響の少ない下越方面の山を考えた。歩いていないコースを考えていき、虚空蔵山を西入口登山口から登ることにした。これまで二回登っているが、いずれも大満虚空蔵尊から林道を辿った先の東入口から登っている。
 高速道の無料化は終わってしまったが、日本海東北自動車道の無料化区間を使うと、朝日まほろばIC までは以前よりも短時間で到着できる。
 猿沢の集落内に入り、柏尾・猿沢線に進んだが、林道は通行止めになっていた。日本海側の柏尾からならば峠まで上がれるかもしれないが、大きく迂回するのも面倒である。東入口から登ることにして大満虚空蔵尊に向かった。
 大満虚空蔵尊の先の林道が二手に分かれる所から先は、一車線幅の狭い道になる。分岐部から歩くことにして車を停めたが、アブが周囲を乱舞する状態であった。車の中でコーヒーを飲んでひと休みすると、アブも少なくなったので、歩き出す準備をした。それでも、殺虫剤スプレーを噴霧して、その隙に靴を履く必要があった。
 林道ニレ沢線は舗装されているが、道が細いので、下から歩いた方が精神的に楽である。ただ、気温は高く、アブや蚊を振り払うために早足で歩く必要があり、汗がしたたり落ちる状態になった。真夏に登るのはお勧めではない。今回虚空蔵山に登ろうと思ったのも、峠部にある西入口まで車で登ってしまい、後は稜線歩きになるからであった。アブの攻撃を受けやすい沢沿いの歩きを想定していた訳ではない。
 幸い、林道歩きも35分ほどで東入口広場に到着した。広場の入り口には、山頂一帯に整備されたグリーンパークの案内図が置かれている。下から歩いてきた場合には、広場に入らずに、そのまま車道を進むことになる。前方には、虚空蔵山の山頂が姿を見せている。 車道終点は小広場になっており、車の回転場所の余裕もあった。林道の運転を頑張る気があるならば、ここまで車で入ってくることができる。
 ここからようやく登山道の歩きになる。杉林の中をトラバース気味に登っていくと、菩提池の脇にでる。池のを回り込むと、尾根沿いの登りになるが、丸太の段々が続き、息があがってしまった。汗だくで、歩行時間も短いのに、体力の消耗は激しかった。
 山頂が迫ったところで、尾根沿いに直登する表参道と、左側から巻いて登る裏参道に分かれた。少しでも楽な方ということで、裏参道に進んだ。この時は、かなり弱気になっていた。
 ブナ林の中をトラバース気味に登っていき、三額山に続く尾根に出ると、そこからはひと登りで、虚空蔵山の山頂に到着した。山頂には、奥の院のお堂が建ち、一段下に東屋が設けられている。
 東屋で荷物を下ろしてひと休みした。歩行時間の関係でノン・アルコールビールであったが、冷たい飲み物は美味しかった。
 東屋は、崖際にあり、眼下には道の駅朝日や高速道を見下ろすことができ、鷲ヶ巣山や朝日連峰を望むことができる。展望の良い山で登山道も良く整備されているにもかかわらず、登る登山者は少ない。いずれ、初冬にでもなったら西入口から登って、白く染まった朝日連峰を眺めてみようか。
 下りは、表参道を下り、裏参道との合流点からは来た道を戻ることになった。
 
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