角田山

角田山


【日時】 2011年8月4日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【コース】 登り:浦浜コース 下り:五ヶ峠コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】 浦浜コースは無し

【時間記録】 8:30 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、角田浜、R.402 経由)=9:25 浦浜登山口〜9:40 発―10:36 五ヶ峠分岐―11:02 角田山〜11:18 発―11:39 五ヶ峠分岐―12:17 五ヶ峠―12:45 浦浜登山口=(往路を戻る)=13:30 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。夏は、標高も低く暑いことから敬遠されがちであるが、お盆が近づく頃、浦浜コースは、キツネノカミソリの花が群落となって咲くことから、この時期に限っては登山者で賑わうことになる。

 先週の週末は、新潟・福島にかけて記録的な大雨の直後で、山はお休みになった。信濃川や阿賀野川とその支流が氾濫して、中越や只見方面で大きな被害がでている。登山道の被害状態はほとんど入ってきておらず、山行計画を立てるのも難しい状態になっている。
 来週にタイ旅行が控えているため、新潟周辺の山を歩くことにして、角田山に出かけることにした。毎年、夏にはキツネノカミソリの花を目的に浦浜コースを歩いている。花の盛りはお盆の時であるが、来週は出かけられない。
 浦浜に行く途中の角田浜の様子は、晴天にもかかわらず、空いていた。浦浜登山口の駐車場も10台ほどの車しかなかった。
 車の中でコーヒーを飲んでいると、アブが窓ガラスに体当たりして音が立っていた。歩き出す前に、虫除けスプレーを体に吹き付けてから歩き出した。この時期の浦浜コースは、やぶ蚊が多い。
 登山道のは、急な登りで始まる。階段状に整備されているのは良いが、歩幅が合わないので、体力が必要になる。尾根上に出た所にある東屋までで、汗びっしょりになってしまう。
 東屋から先でキツネノカミソリが咲くが、花は全く見られなかった。ヤブランも数本ようやく見られるだけであった。今年は遅れているようであるが、花の咲く時期は、どのように決められるのだろう。7月の半ばに猛暑が訪れており、その後に少し涼しい日が続いた。花にとっては、秋の訪れと勘違いしても良さそうなものである。
 花の撮影は諦めて、目的は、体力養成に変わった。この時期の低山は、暑さが厳しく、体力養成のトレーニングには向いている。幸い、浦浜コースが木立に囲まれて、直接太陽に照らされないのはありがたい。登りの途中、下りの登山者にも多く出会った。暑さを避けて、早朝登山を行っているようである。
 五ヶ浜峠の分岐に出れば傾斜は緩やかになるが、暑さも堪えてきて、その先は意外に長く感じられる。  久しぶりの角田山であるが、山頂部の芝地の回復の整備が進められていた。ロープの張られていない木陰で腰を下ろしてひと休みした。
 いつもならば、花の写真を撮影しながら浦浜コースを戻ることになるのだが、花は咲いていない。そのまま下るのも面白くないので、五ヶ峠を回って下山することにした。夏のこの時期に歩いたことはない。
 分岐から先の五ヶ峠コースは、だらだらとした下りが続いた。海から吹いてくる風が気持ちよかった。角田山へは、五ヶ峠コースからが一番標高差が小さいためか、登ってくる登山者にもすれ違った。
 五ヶ峠登山口からは車道歩きになるが、我慢の限界の範囲の30分ほどで済んだ。
 
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