櫛形山

櫛形山


【日時】 2011年5月5日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:要害山コース、下り:大沢尾根
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟=(日本海東北自動車道、中条IC 経由)=9:03 森林公園〜9:16 発―10:11 市の沢城跡―10:49 稜線分岐―11:00 櫛形山〜11:15 発―11:45 大沢登山口―12:10 森林公園=(往路を戻る)=13:30 新潟
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 五月連休の秋田遠征は、念願の稲倉岳登山を行ったことで気が抜けて、予定を早めて家に帰ってきてしまった。せっかくの休日で、しかも晴となると、家でくすぶっている訳にはいかない。新緑を楽しみに、櫛形山に出かけることにした。休日とあって、山は賑わっているはずであるが、森林公園からの櫛形山は、あまり知られておらず、すいているはずである。
 高速を使えば、中条は近い。まずは、国道から櫛形ゴルフクラブの案内に従って車を進める。ゴルフ場のフェンスに沿って進むと、左に森林公園への道が分かれる。すぐ先が森林公園であるが、休日とあって、テント泊をしたらしいアウトドアのグループで賑わっていた。一旦戻って、入口にある駐車場に車を停めた。周回して戻ってくるので、車を少し手前に置いておいた方が良い。
 森林公園上部の芝生地の奥から遊歩道が始まっているが、ここには櫛形山への案内板はない。ほぼ水平に沢を巻いていってから、ひと登りすると尾根上に出る。森林公園の下部から上がってくる遊歩道が合流する。ここからは、尾根沿いの道が続く。傾斜もあり、小さなアップダウンもあるため、良い運動になる。新緑がまぶしく、周辺の山肌の山桜が盛りであった。
 市の沢城跡に出てひと息入れるが、櫛形山の稜線はまだ高いところにある。大沢登山口からの分岐を過ぎると、登山者にも出会うことになった。
 ようやく稜線部に到着すると、ブナ林が広がるようになる。山の斜面には残雪も見られ、新緑のブナ林と共に美しい眺めを見せていた。ブナ林の写真を撮りながら登っていくと、櫛形山の山頂に到着した。
 櫛形山の山頂には、ベンチも幾つか置いてあり、幸い空いていたベンチに腰を下ろした。目の前には、えぶり差岳を中心とする飯豊連峰の眺めが広がっている。櫛形山脈では、大峰山の人気が高いが、山頂からの眺めという点では、櫛形山の方が上である。連休にも関わらず、数組の登山者しかいないのは、登山コースがあまり知られていないせいであろうか。
 下山は、大沢登山口に向かった。縦走をから別れると、一気の下りになる。数組の登山者ともすれ違ったが、櫛形山は、このコースの利用者が一番多い。イワウチワの花も見られ、新緑の盛りになっている。
 大沢登山口は。林道に出てから少し下った所にゲートがあり、駐車場が設けられている。駐車場は車で埋まっていた。
 後は、森林公園までの車道歩きを少し頑張る必要がある。整理運動を兼ねて歩いた。

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