八石山

八石山


【日時】 2011年4月29日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 下八石山・しもはちこくさん・513.8m・二等三角点・新潟県
【コース】 峰コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/岡野町/法坂
【ガイド】 新潟花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:30 新潟=(北陸自動車道、柏崎IC、R.252 経由)=10:10 南条登山口〜10:26 発―11:29 下八石山〜11:47 発―12:43 南条登山口=(往路を戻る)=14:30 新潟
 八石山は、柏崎市と小国町の境界に位置する山である。柏崎地方では、八石山、米山、黒姫山をまとめて、「刈羽三山」と呼んでいる。八石山は、三つの峰からなり、北に位置する二等三角点の置かれた513.8m峰を下八石山、最高点の518m峰を中八石山、南に位置する三等三角点の置かれた494.9m峰を上八石山と呼ぶ。下八石山には山小屋、中八石山には展望台が設けられ、登山道も良く整備されており、四季を通じてのハイキングに適した山である。

 ゴールデンウィーク開始であるが、4月30日と5月4日に用事が入り、休みは細切れになる。今年だけでないのが問題であるが、仕事とあっては仕方がない。とりあえず、近場の山に日帰りで出かけることにした。春の花を楽しめそうな山ということで八石山に出かけることにした。
 高速を走って柏崎が近づいてくると、正面に米山が聳えるようになるが、残雪で真っ白に染まっていた。八石山も沢筋に白い線が引かれていた。今年の雪解けは、例年になく遅くなっている。
 南条の登山口に到着すると、駐車場は満杯であったので、Uターンして路肩に車を停めた。麓の駐車場から先の林道も途中で倒木があり、通れないとのことであった。
 歩きはじめは、杉林の中の登りになる。階段状に整備されており、歩きやすくなっているとはいえ、息が切れる。
 林道を横断すると、その先は雑木林の中の歩きになり、登山道脇には、カタクリやオオバキスミレ、イカリソウの花が現れた。登りの途中、米山の展望が開ける場所があった。 カヤカリバは、カタクリのお花畑になっていた。花盛りを過ぎて、先週が盛りであったようである。カヤの原の中に、桜が満開の花をつけていた。
 カヤカリバからひと登りすると沢コースの分岐になる。沢コース途中にあるニリンソウの群落を期待してきたのだが、沢筋は残雪に覆われて、コースは閉鎖されていた。仕方がないので、峰コースを往復することにした。階段状に整備された尾根の登りが続く。雨上がりということで、登山道が泥で滑りやすくなっていた。登山道脇に張られたロープが役にたった。
 登りに体が慣れたと思う頃には、八石山に山頂に到着した。山頂部には残雪が残っていた。ベンチに腰を下ろして、春霞に霞む日本海を眺めながら昼食にした。風は少し冷たいものの、外のベンチで充分であったが、小屋の中にも人がいるようであった。
 下りは、泥で尻もちを付かないように注意しながら下る必要があった。駐車場に戻ると、車も半分ほどになっていた。
 帰りの高速も、連休開始とあって、渋滞は起きていないが交通量は多めで、県外ナンバーがめだっていた。

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