花見山

花見山


【日時】 2011年4月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
花見山・はなみやま・649.1m・三等三角点・新潟県
【コース】 小山田ヒガン桜樹林公園駐車場より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/馬下
【ガイド】 なし

【時間記録】  8:40 新潟=(R.49、馬下橋 経由)=9:53 小山田彼岸桜駐車場―10:10 公園上部―11:06 花見山―11:55 公園上部―12:14 小山田彼岸桜駐車場=(往路を戻る)=13:30 新潟
 阿賀野川左岸に広がる菅名連峰は、新潟市内からも良く眺めることができるが、とりわけ目を引くのは、左に位置する鳴沢峰の鋭鋒である。この鳴沢峰から西に延びる尾根上に、大谷山と花見山という二つのピークがある。地図上にも名前が記載されておらず、また背後の主稜線に目がいって見落としやすいピークであるが、花見山には三角点が置かれている。最近までは、送電線の巡視路を利用し、ヤブコギでようやく立つことのできたこのピークにも、現在では登山道が切り開かれている。花見山の山頂は、灌木帯となって周囲の展望が開けている。菅名山塊の縦走路として花見山を通過するのも良いし、このピークだけを目的として半日行程の登山を楽しむこともできる。最近では、三角点ピークであるの花見山の山頂には、大谷山という山頂標識が置かれている。

 雨の予報が出た。中国・桂林旅行から帰ってきたばかりで疲れもあることから、近場の軽い山を考えることになった。新潟市内の桜は盛りを越したが、菅名山塊の花見山の彼岸桜ならまだ盛りが続いているだろうと思われる。花見山には何度も登っているが、桜の季節には訪れたことがない。雨が降っているならば、混み合うこともないであろう。
 花見山の駐車場に到着してみると、それでも五台ほどの車が止まっていた。朝のコーヒーを飲み終えてからのんびりと出発した。
 橋を渡ると、丸太の段々で整備された遊歩道が始まる。いきなりの急坂で息がきれる。ひと登りすると、桜並木が始まる。葉が目立つようになっていたが、花もまだ満開状態であった。雨もほとんど止んでいたので、桜の写真を撮りながら歩くことができた。シラネアオイが植えられており、花を開いていた。下ってくる者や、あずまやでカメラを構えているものがいた。
 尾根上に出て、花見山への道に進んだ。送電線巡視路に合流すると、ジグザグの急坂になるが、雨で滑りやすくなっていた。小ピークを越えると、花見山への尾根道が始まり、山頂が近づくと急坂に変わる。
 傾斜が緩むと、登山道を残雪が覆うようになった。花見山で、この季節に残雪歩きになるとは、思ってもいなかった。
 山頂は雨粒を含んだ風が吹き抜けており、写真を数枚とって、早々に退散することになった。展望の良い山頂なので、余計に風当たりが良くなるようである。
 少し下ると風も収まり、イワウチワの花を眺めながらのんびり歩くことができるようになった。
 公園内に戻って、再び桜を眺めながら駐車場に戻った。時間はまだ昼であったが、他の車は無くなっていた。

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