国上山、剣ヶ峰

国上山、剣ヶ峰


【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 国上山・くがみやま・313.2m・三等三角点・新潟県
 剣ヶ峰・けんがみね・292m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条、弥彦/寺泊、弥彦
【コース】 麓一区より
【ガイド】 中部北陸自然歩道トレッキングガイド

【時間記録】 8:50 新潟=(新新バイパス、西バイパス、R.116、寺泊、新潟寺泊線 経由)=10:47 麓一区―10:33 三山縦走路分岐―10:50 国上山〜11:01 発―11:16 三山縦走路分岐―11:44 剣ヶ峰―12:42 林道―13:06 麓一区=(往路を戻る)=13:20 新潟
 花の季節を迎えているが、弥彦山や角田山の山頂付近は、まだ雪に覆われている。山麓歩きがお勧めということになる。弥彦山の山麓歩きが続いたので、今度は、国上山と弥彦山の間にある剣ヶ峰を目指すことにした。
 麓一区の林道入り口は、鎖が掛けられ通行できなくなっていた。林道を歩いてため池を巻いた後に南沢沿いの道に進んだ。先回は、登山道が崩れて、一旦沢に下りて迂回したりしたが、現在では、しっかり整備されていた。この道は中部北陸自然歩道トレッキングガイドにも記載されているが、歩く者は少ない。
 このコースは沢を巻きながら小さな沢を越していくので、変化に富んだ歩きを楽しむことができる。沢の二又で左の道に進んだ。右手に進むのが正式な道のようだが、こちらはまだ歩いていない。雪割草もちらほら現れるが、曇り空のため閉じたままであった。沢からわかれてジグザグの道を登ると、弥彦山山塊の縦走路に飛び出した。
 左に曲がって、国上山をめざした。緩やかな登りを続けていくと、蛇崩脇で国上山登山道に飛び出し、もうひと頑張りで国上山の山頂に到着した。数グループが休んでいたが、この季節にしては、閑散といた感じであった。震災による自粛ムードと雪解けの遅さが影響しているようである。
 南沢分岐に戻り、剣ヶ峰をめざした。林道終点に飛び出したところで、山道に進んだ。杉林を抜けて山頂が近づくと、カタクリが目立つようになった。以前よりも刈り払いがしっかり行われて、花が生息しやすくなっているようである。最近では、弥彦山や角田山では、ロープ規制によって花に近づけなくなっているので、花を楽しむのなら、こちらの方が良い。
 剣ヶ峰の山頂からは黒滝城跡経由で下山するつもりであったが、村界尾根に踏み跡が続いているので、こちらを歩いてみることにした。この尾根は、以前に、三山縦走の偵察のために歩いたことがある。
 尾根を下っていくと、踏み跡が見当たらなくなった。草地のためにどこでも歩けるためかと思ったが、コースミスをしていた。一旦登り返して、216mピークへの尾根に進んだ。 216mピークの手前で、踏み跡が右手に別れた。この道を下ってみることにした。枝尾根を下っていくと、堰堤脇に出て、沢沿いに下っていくと林道に飛び出した。この山道の入り口には、私有地につき立ち入り禁止と書かれていた。知らないで下ってきたのだが、このルートは使えないようである。以前に、所有者とトラブルになったという話を聞いたことがあるのだが、この道なのかもしれない。歩くのなら、216mピークから峠を目指す必要があるようである。
 弥彦・角田山塊は、ひと知れぬコースもあり、なかなか奥が深い。

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