雨乞山

雨乞山


【日時】 2011年2月27日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 山古志
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 雨乞山・あまごいやま・389m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小千谷、小平尾
【コース】 荷頃より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8;50 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.17、横渡、R.291、岩間木 経由)=10:20 塩谷トンネル西入口手前カーブ〜10:35 発―11:33 雨乞山―12:11 塩谷トンネル西入口手前カーブ=(往路を戻る)=13:30 新潟
 雨乞山は、山古志の中心部の荷頃集落の南東にある山である。山頂は、養鯉池の広がる台地の中の高まりである。

 長岡東山連峰から山古志にかけては、小さな里山が数多く点在しているが、登山の対象になっている山は、僅かである。これらの山を登ってきたが、ようやくこの雨乞山が最後になった。途中で中越地震による中断も入ったため、これまでくるには、かなりの時間がかかっている。
 登山コースとしては、塩谷トンネルの西入口手前のカーブ地点から延びる農道を辿るつもりであった。岩間木で県道から別れて、荷頃への道に進む。地震後の復旧に伴ってか、良く整備された車道が続いた。
 荷頃の集落を過ぎると、雨乞山の麓の急斜面に突き当たり、車道は塩谷トンネルで通過する。山の斜面を見ると、雪崩を起こしていた。直登も可能かなと思っていたが、農道を忠実に辿ることにした。
 車道がヘアピンカーブ状に曲がる所から農道が始まっている。道幅も広いので、路肩に車を寄せて停めた。  ガードロープを足掛かりにして、雪原に上がった。春が近づいて雪が締まってきたといっても、気温は高く、スノーシューが少し潜る状態であった。
 ひと登りすると、農道はヘアピン状に曲がって、車道の一段上を進むようになった。トンネル入り口の上に近づくと、農道の下は大規模な雪崩を起こしていた。上部の斜面の幅は狭いので、それほどの危険はなさそうであったが、デブリが覆っている所もあり、慎重に通過した。
 その先の尾根末端部からひと登りすると、養鯉池が広がる台地に出た。この台地を巻くようにして進んだ。焼山との鞍部に出ると、台地の先に雨乞山の山頂が目に入ってきた。 農道は、養鯉池の窪地を抜けていくため、直線状には進めず、若干のコース修正が必要であった。
 最後は、農道から別れて雪原をひと登りすると、雨乞山の山頂に到着した。春霞に霞んでいたが、越後三山方面の展望も開けていた。金倉山も眺めることができ、展望の良い山頂であった。
 帰りは、雪原歩きを楽しみながら、来た道を忠実に辿った。
 雨乞山は、広大な雪原歩きを楽しめる面白いコースであった。歩行時間が短いようなら、焼山と合わせて歩くのも良さそうである。

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