鋸山

鋸山


【日時】 2011年2月26日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 東山連峰
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 鋸山・のこぎりやま・764.9m・一等三角点補点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/半蔵金
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:50 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.17、川崎北IC、R.351、大野 経由)=8:35 半蔵金〜8:55 発―11:07 稜線分岐―11:32 鋸山―12:08 稜線分岐〜12:23 発―13:11 半蔵金=(往路を戻る)=15:40 新潟
 鋸山は、長岡市の東に連なる東山連峰の最高峰である。鋸山の名前は、小さな峰を連ねて、鋸に似ていることから付けられている。各方面からの登山道が整備され、春から秋にかけては、手頃なハイキングの山として親しまれている。

 長岡東山連峰は、私にとっての雪山登山の主要な山域になっているが、その盟主である鋸山へは、2001年2月11日に登ったきりで、かなりの時間が開いてしまっている。この時は、この山を毎週歩いているMさんの案内であったので、コースもあやふやになっている。自分自身で歩いてコースを確認しておく必要がある。
 一週前に訪れたばかりの大平山の下を通り過ぎて、半蔵金をめざした。雪解けも進んでいたが、半蔵金が近づくと雪も多くなってきた。ただ、道路脇の除雪も完全に行われており、ドライブの問題は無くなっていた。
 半蔵金の集落の小学校手前には、車を停めることのできる広場がある。脇道に入った先の除雪の状態の状態は判らないので、ここから歩き出すことにした。
 車の中で朝食をとっていると、本降りの雪になった。計画変更するかと迷ったが、じきに止んで、歩き出すことができた。
 まずは、栖吉へ通じる車道を辿る。坂道を上がってすぐの分岐で、右の道に進む。車道は除雪されており、民家がまばらになった所からスノーシュー歩きが始まった。道路が右に大きく曲がる手前で、民家の前を通って近道をした。この付近の民家には、完全な空家という雰囲気でもないが、人は住んでいないようであった。高齢化に伴って、冬の間は雪の少ない所で生活しているのかもしれない。
 ショートカット後は、しばらく車道に沿った歩きが続く。雪は、柔らかめで、スノーシューが少し潜る状態であった。407m点の北を巻いて、沢を越した付近が取りつきになる。段々畑と思われる雪原が高みに向かって続いている。一面の雪原ではあるが、田圃脇の斜面が急斜面になているため、下りはともかく、登りはコースを考える必要がある。
 沢を渡ってさらに車道を辿ると、西に向かってカーブする。車道から別れて、沢を挟んで左手の雪原を登り始めた。途中から、古いわかんの跡に合わさって、これを辿ることになった。雑木林の尾根が現れる所もあるが、うまくコースを選ぶと、標高500m地点まで雪原を辿ることができた。元は棚田といっても、他所では味わえない雪原歩きを楽しむことができる。
 この後は、沢に沿った右岸尾根の登りが続いた。木立の間も開いており、開放感のある尾根であった。
 標高600mから650mにかけては、急斜面の直登になった。雪もほどほどに柔らかいので、ステップを切りながら登ることができたが、雪の状態が深雪やアイスバーンの時は、南側の尾根へ迂回した方が良いかもしれない。
 この急斜面を突破すると、台地の歩きがしばらく続く。尾根が細くなると、鋸山の山頂から南に延びる主稜線に到着する。この先は、稜線を辿るが、雪庇が張り出しており、その通過に注意が必要になった。向かって左側は崖で、落ちたならば助からない。堅く締まった雪の上に新雪が積もっているので、足場を切りながら足を進めた。周囲の木立には霧氷がついて美しい眺めになっていた。分岐から鋸山の山頂までは、地図には現れない小さなこぶが続いており、意外に時間がかかる。
 最後に雪の小山を登ると、鋸山の山頂に到着した。山頂の鐘が2m程下の崖際に見えていた。雪が重なって、夏よりも標高が高い山になっていた。眼下には、長岡市街地の眺めも広がっていた。
 山頂は冷たい風が吹き抜けて寒いのと、危険地帯の稜線歩きを終えておきたかったので、稜線分岐まで戻ってから大休止にした。
 元気を取り戻して下山に取り掛かると、急斜面の手前で、単独行が登ってきたのに出会った。わかんを履いていたが、雪も柔らかいので、体力をかなり使ったと思われる。ここが山頂かと思っていたというので、まだ先だよと言って別れた。
 下山は、一気の下りになり、一面に広がる雪原のスノーシュー歩きを楽しむことができた。
 鋸山は、一般に紹介されることは少ないが、スノーシュー歩きの名コースといってよい。

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