赤松城山

赤松城山


【日時】 2011年1月22日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 赤松城山・あかまつじょうやま・337m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【コース】 赤松森林公園より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:10 新潟発=(R.49、水原、出湯、R.290 経由)=9:15 宝珠温泉〜9:35 発―10:19 つつじ坂分岐―10:34 送電線鉄塔―10:48 林道―11:30 赤松城山〜11:43 発―11:48 林道―11:57 送電線鉄塔―12:04 つつじ坂分岐―12:28 宝珠温泉=(往路を戻る)=14:00 新潟
 五頭連峰の南端にある宝珠山へは、最近、草水から大山を経由するコースが閉鎖になったため、赤松山森林公園からのコースがメインになっている。赤松城山は、赤松山森林公園コースの途中にあるピークである。

 新年になってから寒波が続いている。金曜日になって、道路の雪もようやく無くなったと思ったが、土曜日に起きてみると再び雪が積もっていた。またまた遠出は諦めて近場の山を考えることにした。結局、登山口の駐車場の問題の無い赤松城山に出かけることにした。道路の除雪が終わるのを待つため、朝食を家で食べてから出かけた。
 国道から別れると圧雪状態になった。宝珠温泉へのアプローチ道に入ると、道路上の雪も多くなったが、除雪車が出動しており、無事に宝珠温泉の駐車場に到着した。山の準備をしながら山を見ると本降りの雪になっていた。
 スノーシューを手に持って歩き出し、公園内に通じる車道の入り口でスノーシューを履いた。今回も深雪のため、スノーシューにイクステンションを付けた。公園内に通じる車道は厚い雪で覆われており、吹き溜り状態で歩くのは大変そうであった。車道入口には、尾根上に通じる遊歩道が開かれているので、この道に進んだ。林の中の方がまだ歩きやすそうである。新雪に覆われていたが、古いスノーシューの跡が続いていた。
 登り初めの傾斜は急であるが、ジグザグに遊歩道が付けられているので、歩きやすくなっていた。ひと汗かくと送電線の鉄塔下に出て、その後は尾根沿いの道になった。
 125m小ピークからは一旦下りになった。標高差は僅かといっても、深雪のため登り返しは大変そうであった。鞍部に下りると、南の車道方向にかすかなトレースが続いていた。森林公園として整備されているが、その遊歩道の全体像は把握できていない。
 ここからは登りが続き、いつも利用している野武士坂からの遊歩道が合わさると、送電線鉄塔への急坂が始まる。ほどほどのペースで登ってきたが、鉄塔手前では雪が深くなって、登るのに苦労した。この日の状態では、木立が切れると吹き溜まりの状態がひどくなった。
 鉄塔を過ぎると、しばらくは傾斜の緩い尾根歩きが続く。木立に囲まれており、雪も少な目で歩きやすかった。
 尾根を林道が横切っており、一旦下ってから登り返すことになる。林道は、底なし沼状態に雪が深くなっていた。林道を横断した先は、夏道としては段々で整備された急坂であるが、深雪のため辿ることはできない。北側斜面に取りつき、ジグザグのコースをとって、ようやく尾根上に戻った。GPSの軌跡を見ると、標高差20mほどであるが、この登りは、赤松城山までの一番の難所になった。
 この先は尾根沿いの一本道であるが、トレースは無くなっていた。息が切れて、途中で腰を下ろしてひと休みする必要があった。赤松城山までは、夏道ならばひと歩きであるが、一歩ずつ足を前に出し続ける忍耐の登りを続ける必要があった。
 傾斜が緩むと山頂は近いが、松が横に枝を広げて通れず、脇の灌木の間を通過するのに苦労することになった。
 ようやく赤松城山に到着。城跡の説明板が、雪の上に頭を出していた。雪をならして、腰をおろした。展望は完全に閉ざされていた。この日の雪の状態では、ここまでが丁度良い状態であった。
 スノーシューのイクステンションを外して、ダウンヒル開始。林道手前の急坂も一気に下り、あっけないほどの時間で林道に下り立った。一旦登り返してから緩やかな下りを付けて、送電線鉄塔も通過。森林公園内に戻った頃には、快調に進めてきた下りの足も草臥れてきた。
 125mピークへの登り返しを避けるため、鞍部から南の谷間に下った。かすかなトレースを辿っていくと、途中で遊歩道の案内板があり、下っていく道はつつじ坂を呼ばれるようであった。雪がたっぷりある状態では、森林内の遊歩道のスノーシュー歩きというのも楽しめるのだが、公園内で他の登山者に出会ったことはない。
 最後は、公園内に通じる車道に出て、吹き溜まり状態の道を辿って、登りの際の登山口に戻った。
 宝珠温泉に戻ると、除雪車が作業中であった。除雪が終わったところに車を移動してから、下山後の跡片づけをした。
 雪のために遠出ができないのは残念であるが、近場の低山でも、体力限界の雪山を楽しむことができるのは幸いと考えるべきであろう。

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