太白山、釜房山

太白山、釜房山


【日時】 2010年3月29日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 仙台周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 太白山・たいはくさん・320.9m・三等三角点・宮城県
【コース】 自然観察の森
【地形図 20万/5万/2.5万】 仙台/仙台/仙台西南部
【ガイド】 分県登山ガイド「宮城県の山」(山と渓谷社)

【山域】 仙台周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 釜房山・かまふさやま・384.8m・三等三角点・宮城県
【コース】 南コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 仙台/川崎/陸前川崎
【ガイド】 分県登山ガイド「宮城県の山」(山と渓谷社)

【時間記録】 8:46 自然観察の森―9:30 太白山―10:25 自然観察の森=(R.286 経由)=11:10 南登山口―11:41 釜房山―12:04 南登山口=(R.286、宮城川崎IC、山形自動車道、山形蔵王IC、R.13、赤湯、R.113、R.7 経由)=17:00 新潟
 太白山は、仙台市街地に隣接し、釣鐘を伏せたような独特の姿が目立つ山である。

 釜房山は、仙台市の南西の内陸部にある釜房湖のダムサイトにある山である。

 仙台での結婚式では、一泊して月曜日に帰宅することになった。天気は悪そうなため、雪山は諦めて、低山巡りを行うことにした。東北自動車道で東北方面に出かける時、仙台南ICを過ぎると、車窓からも良く見えて気になっていた太白山を登ることにした。
 駅前のホテルから、朝の通勤で混み合う道を抜け、市街地のはずれの団地内に進む。高速道の下を抜けると、自然の森の駐車場が現れた。時間も早いせいか、登山者の車は他になかった。
 入口の看板を見て、歩くコースの確認をした。自然観察の森ということで、何本もの遊歩道が整備されており、コースが判りにくくなっている。
 車道を歩いていくとビジターセンターが左手に現れ、その先の尾根の乗り越し部で「太白の道」に進んだ。丸太の階段も整備された立派な道が続いた。周囲は雑木林であったが、カタクリの蕾が僅かな数見られただけであった。新潟の里山では、カタクリや雪割草の季節を迎えているのと比べると、さびしい春山であった。
 杉林の中に進むと、右手上方に神社の社殿が見えてきた。そこに向かう踏み跡があったので、下り気味に続く遊歩道と別れて、直登を開始した。
 神楽堂の前に出ると、その上に生出森八幡神社の社殿があった。その先は、岩場の急坂になった。鎖やロープが張られていたが、下りの際にスリップ防止に掴む必要がある程度で、特に難しい岩場というわけでもなかった。
 急坂に息をきらせながら頑張ると、太白山の山頂に到着した。山頂には貴船神社の祠が置かれていた。仙台の市街地に加えて、蔵王方面の展望も開けていたが、山は厚い雲に覆われていた。
 足元に注意して急坂を下り、帰りはやすらぎの道を下った。ガイドブックではであいの道を下るように紹介されていたが、やすらぎの道の方が、駐車場に戻るには近いように思われて、コースを変更した。
 続いて、新潟への帰り道の途中になる釜房山に向かった。
 釜房ダムサイトにある北登山口の駐車場に到着してみると、北登山口からの登山道は落石の危険性ために閉鎖になっていた。ダムサイトを南に進んだところの南登山口から往復することになった。
 尾根に上がると、いろは坂の標識が置かれ、「い」から「ん」までの標識が登山道の脇に置かれていた。始めは、短い間隔で立てられていたが、そのうちに間隔も開いた。
 急坂が続いたが、細かいつづら折りになっており、無理なく歩くことができた。
 山頂が近付くと、雑木林の林床を残雪が覆うようになったが、登山道の雪は完全に消えていた。
 釜房山の山頂には、栄存神社の鳥居と石碑が置かれていた。
 下りは、「いろは」を逆順に思い出す必要があり、頭もそちらに集中することになった。

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