魚止山

魚止山


【日時】 2009年3月14日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り後晴

【山域】 権現堂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 魚止山・うおどめやま・722m・なし・新潟県
【コース】 松川より上滝林道
【地形図 20万/5万/2.5万】 日光/須原/須原
【ガイド】 なし

【時間記録】
3月13日(土) 20:00 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.8、川崎IC、R.351、栃尾、R.290、渋川 経由)=22:00 道の駅「いりひろせ」
3月14日(日) 7:00 松川―7:45 林道終点―8:52 538.6m点―9:45 魚止山〜10:05 発―10:31 538.6m点―11:08 林道終点―11:55 松川=(R.252、小出IC、関越自動車道 経由)=14:50 新潟
 魚止山は、権現堂山塊と黒又川第一ダムの間に広がる山塊にあるピークである。この一帯の山は、登山者の関心も薄いようで、登山道も開かれていない。

 土曜日は、雨模様のために、山に出そびれてしまったが、夕方の天気予報を確認すると、日曜日には高気圧が移動してくるようである。夕飯を食べてから、翌日の山のために家を出た。
 登る山は、鬼ヶ面岳・北岳か魚止山を考え、朝の状態で、どちらにするか考えることにした。夜は、道の駅「いりひろせ」で過ごしたが、小雨が降り続いており、日曜日の天気の回復は午後になってからになりそうであった。低い山の方が天気の回復も早まりそうなため、魚止山を登ることにした。
 朝になってから松川に移動し、黒又川第一発電所の少し先の路肩スペースに車を止めた。
 魚止山へは、松川川側からと上滝沢沿いからの二通りが考えられる。2009年4月5日に上滝沢沿いの林道から登ろうとしたことがある。林道は、地図とは違って、終始右岸沿いに続いていた。左岸に旧道が残されているところもあった。林道終点から先に記されている尾根を越して横沢に下りる破線も、あるいは林道に変わっているかという期待も出てきた。峠部まで上がれれば、魚止山まではかなり楽になる。
 林道終点の先で、尾根の末端部に出る。破線を追って尾根の左側の谷間に進んだが、道らしきものは見当たらなかった。尾根の上に登ってその先をうかがうと、ヤブコギといっても困難というほどのことはなさそうであった。生憎と雨あがりで、ヤブコギではずぶぬれになる状態であったため、この日は偵察までとした。
 上滝林道入口の民家脇で除雪は終わっており、さっそくスノーシュー歩きが始まった。スノーシューでも時折もぐる、軟らかめの雪であったが、急斜面の登りには足場が切りやすく、悪い状態ではなかった。
 雪原になった田圃脇を過ぎると、谷も狭まってくる。林道脇の斜面の雪が崩れて、デブリを超えていく所が現れた。谷の対岸までデブリが埋めつくしいるところもあったが、谷へ滑落という危険性はなかった。頭上に注意しながら林道を進んで。
 谷奥に、登りに使う予定の尾根が見えてきた。目をこらしてみると、尾根の左右斜面の雪は崩れ落ちているところが目立ち、尾根上の雪も割れて藪が出ているところも出てきていた。
 林道終点から杉林を抜けると、尾根の取り付き部に出る。広場を抜けて尾根の左手に回り込んだ。先回はガスのために見えなかった谷奥の眺めも広がっていた。沢の右岸尾根沿いには杉林が広がっており、傾斜も登りやすそうであった。沢は雪に埋もれており、対岸に渡ることができる状態であった。予定変更で、右岸尾根を登って、左岸尾根の突き上げの538.6m点に出ることにした。  尾根の取り付き部は細尾根であったが、すぐに杉林が広がる幅広の尾根の登りになった。黒又川方面との分水尾根に出て、右に方向を変えた。ひと登りして538.6m点に出ると、前方に魚止山の山頂も見えてきた。
 尾根沿いには雪原が続き、快調な登りが続いた。
 ようやく到着した魚止山の山頂からは、昨年登った土崩山の山頂が目の前に見えており、なつかしく眺めた。その右手奥には桧岳の鋭い山頂がも見えていた。松川川の対岸のあおり山は、その背後の下権現堂山と重なって判りにくくなっていた。須原の里も見下すことができた。残念ながら、守門岳は、遮る木立はないのだが、ガスに覆われていた。
 下りも、雪の状態がほどほどに軟らかく、快調に下ることができた。
 懸案であった魚止山であったが、良いコンディションに恵まれて、快調に登ることができた。
 
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