蛇崩山、高舘山

蛇崩山、高舘山


【日時】 2010年2月20日(土) 前夜発日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 蛇崩山・じゃくずれやま・369.2m・三等三角点・福島県
 高館山・たかだてやま・341m・なし・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/喜多方/喜多方西部
【コース】 県道喜多方西会津線の峠部より
【ガイド】 なし
【温泉】 柳津つきみが丘町民センター 300円

【時間記録】 9:33 蛇崩山下―9:53 蛇崩山―10:13 蛇崩山下―10:45 高館山―11:27 蛇崩山下=(山都、会津坂下、R.49、西会津IC 経由)=14:45 新潟
 蛇崩山と高舘山は、会津盆地北部の喜多方の西側に広がる丘陵地にあるピークである。両山の間を山都と喜多方を結ぶ県道が通過している。

 雪も締ってきて距離も伸びるようになってきたことから、会津の只見川左岸にある深入山へ本名ダムから登ることにした。時間的余裕を持たせるため、前夜に登山口に入ることにした。
 家を出た時に止んできた雪も、会津に入ると本降りになって、路面を覆うようになった。明日の深入山は無理かなと思ったが、登山口の偵察と思って本名ダムを目指した。本名ダムでは、御神楽岳登山の際に使う本名林道入口に除雪スペースがあったので、車を止めて寝た。明け方に除雪車の音で目が覚めた。本降りの雪で、20センチ近くの積雪になていた。
 明るくなったところで、歩いてダムの堰堤を渡って、取り付きの偵察を行ったが、深入山は別の機会にということになった。とりあえず、柳津まで引き返して、登る山を考えることにした。
 柳津まで戻っても、本降りの雪が続いていた。予備の山として準備していたうち、最低ランクの蛇崩山と高舘山を登ることにした。
 県道には、他の山の偵察も兼ねて喜多方方面から入ったが、こちらからは坂が急であった。登り坂では、一旦止まったら発進が難しくなる圧雪状態であった。蛇崩山の手前の下り坂部に路肩のスペースがあったので、ここから歩くことにした。後で判ったことだが、蛇崩山の南のカーブ地点に広いスペースがあり、車を止めるならそちらの方が良かったようである。
 蛇崩山の東の肩に突き上げる窪地から登り始めた。窪地には沢が刻まれており、歩き辛い状態であった。左に方向を変えて斜上し、南東に延びる尾根に乗った。尾根上は、藪の細い枝が煩い状態であった。青空が一瞬出たが、雪は降り続いた。  さほどの時間もかからずに蛇崩山の山頂に到着した。藪の中に、三角点の標柱が頭を出していた。
 来た道を戻って県道に下り、今度は高舘山を目指した。路肩には雪が積もっているので、スノーシューを履いたまま歩くことができた。通り過ぎる車からは、異様な光景に見えたかもしれない。
 高舘山へは、蛇崩山の南から330mピークを越えていくことにした。高舘山の北にある溜池へ通じる谷間を下ろうかとも思ったが、池を周りこめない可能性もある。
 赤松と藪の広がる尾根歩きが続いた。背後には、蛇崩山が頭を持ち上げているが、木立に邪魔されて、良く眺めることはできなかった。330mピークからの下りは、池に向かう枝尾根が分かれて、コース取りに注意が必要であった。
 鞍部からひと登りしたところで、作業道のような切り開きに乗った。しばらく、これに沿って登ったが、山頂手前で、東に逸れていった。作業道から分かれた先も、山道があるような雰囲気であった。
 高舘山の山頂は、曲輪のようなベルト状の切り開きに囲まれて、最後は土塁状の急斜面になっていた。一旦南に回り込んでから狭い山頂に上がった。高舘山という名前は、城館が山頂に置かれていたことから付けられているのかもしれない。
 帰りは、溜池を見ていくことにした。鞍部から緩やかな谷間を下っていくと、池の畔に出た。西岸は崖に囲まれており、池を回り込むことはできなかった。緩やかに斜上して、行きのコースに戻って、330mピークへの登りを頑張ることになった。
 柳津に戻って温泉に入り、再び翌日の山を考えることになった。西会津の赤羽根山を登ろうとして沼新田まで進んだが、道路が除雪されておらず路肩の駐車スペースがなかったため、諦めて、家に帰ることになった。

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