木原木山

木原木山


【日時】 2010年1月17日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雪

【山域】 朝日連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 木原木山・きわなみやま・238.2m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/塩野町/塩野町
【コース】 林道木原木線入口
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:00 新潟=(R.7、岩船、指合 経由)=10:00 林道木原木線入口〜10:20 発―10:38 作業道入口―11:03 木原木山―11:21 作業道入口―11:34 林道木原木線入口=(往路を戻る)=14:00 新潟
 木原木山は、岩船郡神林村の海岸平野部と山間部の境界の、石川左岸にある山である。最近ハイキングコースが整備されて訪れる人も多くなっている大平山への入口に位置している。昔この山の麓まで波が来たというのが山名の由来で、地元では「きわなみやま」と呼ぶという。

 昨日は、遠出を急遽中止して猿毛岳に登ったが、翌日に登る山に頭を悩ますことになった。帰りがけに見た宝球山の登山口の駐車場は雪に覆われていた。幹線道路沿いで、駐車場の確保されている山を考える必要がある。木原木山は、以前に登っているが、途中の作業道が地図に書かれていないため、どのようなコースを辿ったのか、正確には判らない。GPSでコースを確認するために出かけることにした。
 雪の量は、県北方面ではそれほど多くはなかった。櫛形山塊、高坪山、朴坂山塊を眺めながら国道7号線を走り、村上が近付くと、海岸部に沿って広がる平野の内陸部に、横に広がった山が見える。これが木原木山である。標高は無いが、この山の麓まで波が来たという言い伝えの通りに、海岸部の標高から立ち上がることから、結構目立つ山になっている。
 この付近では、大平山が一般登山道も整備されて知られているが、その登山口の南大平をまずはめざす。道路は除雪されていたが、雪の積もった周りの田圃と境が判りにくくなっており、運転には注意が必要であった。
 指合の集落を過ぎ、石川を右岸から左岸に渡ったところが、林道木原木線の入口である。林道の入り口は除雪が行われており、車を止めることができる。
 車の脇でスノーシューを履いて歩きだした。林道上の雪は、ストックの石突きがコンクリートにあたってかつんと音を立てるほど雪の少ない所もあれば、膝下まで埋まる吹き溜まり状態の所もあるといった具合であった。日本海からの風がまずはこの山にあたるため、吹き溜まりが置きやすいようである。
 林道の途中から作業道を始まるのだが、どの地点かは、記憶も無くなっている。尾根の張り出し部を越して、下り気味になったところが、作業道の入口であった。つづら折りの作業道の登りが始まる。道の両脇には桜の木が植えられているが、花のシーズンには訪れる人もいるのだろうか。
 山頂から北に延びる尾根上に出て、この先の傾斜は緩やかになる。山頂の100mほど手前で、作業道は終点になるが、その先にも山道が続いているようである。杉林の中を登っていくと、細尾根の途中といった感じの木原木山の山頂に到着する。木立に囲まれており、展望はない。作業道の終点まで戻ると、日本海方面の眺めを楽しむことができた。
 時折訪れる日差しに照らされて浮かぶ雪の陰影を眺めながら、来た道を戻った。
 木原木山は、それほど時間のかからない山であるが、スノーシュー歩きの初心者向きコースである。

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