八石山

八石山


【日時】 2009年5月17日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 赤尾八石山・あかおはちこくさん・474m・なし・新潟県 
 下八石山・しもはちこくさん・513.8m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:赤尾コース 下り:滝コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/岡野町/法坂
【ガイド】 なし

【時間記録】 9:00 新潟=(北陸自動車道、柏崎IC、R.252、鳥越、R.291 経由)=10:25 滝コース入口〜10:50 発―11:11 赤尾コース登山口―11:29 No.29鉄塔―11:34 うしがくぼ―12:35 No.33鉄塔―12:52 赤尾展望台―13:06 下八石山―13:18 赤尾展望台〜13:30 発―14:02 十三ヶ滝―14:27 滝コース駐車場―14:33 滝コース入口=(往路を戻る)=16:50 新潟
 八石山は、柏崎市と小国町の境界に位置する山である。柏崎地方では、八石山、米山、黒姫山をまとめて、「刈羽三山」と呼んでいる。八石山は、北に位置する二等三角点の置かれた513.8m峰を下八石山、最高点の518m峰を中八石山、南に位置する三等三角点の置かれた494.9m峰を上八石山と呼び、さらに下八石山の北に位置する474mピークを赤尾八石山と呼ぶ。地元の手で、登山道や山頂の避難小屋が充分に整備されている。

 八石山は、幾つかのピークが連なり、登山道も各方面から通じているので、まだ歩いていないコースも多い。その中で、赤尾八石山は、南条登山口から下八石山に登る途中の寄り道として登ったが、麓の赤尾からは登っていない。天気も悪そうだが、八石山ならなんとかなるだろうと、軽く考えて出かけたのだが、思ったよりも大変な歩きになった。
 柏崎から下条駅を目指し、赤尾の集落に到着してみると、赤尾コースと鹿島コースの案内板が置かれていた。山裾までは距離がありそうなので、赤尾の集落内に進んだ。山裾に行き当たったところのT字路を右に曲がって少し行くと、十二滝コースの入口の標識が現れた。赤尾コースは、T字路を左折するのが正解であったが、十二滝コースを下ることにした。十二滝登山口の駐車場までは200mとあったが、田圃の中の道は狭かったため、路肩に車を寄せて停めた。
 小雨が降り続く状態になっており、雨具を着こんでの出発になった。通り過ぎてきたT字路を直進し、尾根を回り込むと、谷奥に続く林道が分かれたが、ここには登山標識はなかった。前方に看板が見えていたので進むと、赤尾登山口は来た方向を示していた。
 やはり正解は谷奥に続く林道かと思って、この道を進むと、谷間の奥の畑脇に、田の浦登山口の標識が置かれていた。脇には新新潟線No.29鉄塔を示す標柱も置かれていた。
 この登山道は、送電線の巡視路を利用しているようで、歩く者は少ないようであったが、良く整備された道が続いた。
 枝尾根をひと登りすると、南北に連なる尾根上に出た。この尾根には送電線の鉄塔が連なっており、それを辿る道が続いた。
 最初の鉄塔の立つ小ピークを越した先の鞍部では、左から鹿島コースが合わさった。下八石山の山頂までは3310mとあり、頑張って歩く必要がある。三番目の鉄塔までは尾根沿いの登りが続いたが、次の鉄塔へは、右側の谷間を登って、最後に鉄塔の立つ尾根上に出るというコースになっていた。
 四番目の鉄塔からは、八石山の山頂を眺めることができたが、まだ高い位置にあった。左の踏み跡を辿ると、舗装された林道の末端に出た。展望台と書かれた案内板も置かれていたが、里からはかなりの距離があり、この林道を辿ることはできるのだろうか。
 草で足場が隠されて歩きにくいへつり道を越えると最後の鉄塔の下に出た。ここで尾根は方向を西に変えて赤尾八石山への急登になる。山頂まであとわずかという看板も現れ、頑張って登ることになった。
 赤尾八石山の山頂には、展望台やあずまや、炭焼き窯などが設けられている。腹も空いてきていたが、ともかく山頂まで登っておくことにした。
 八石山の山頂までは、そう長い距離ではないが、急な登りになる。三名グループとすれ違ったが、これがこの日に会った登山者の全てであった。
 八石山の山頂は、「やまぼうし」の山小屋の他に、豆の木小屋も整備しなおされており、その他にも昼寝用なのか、木立の間にはハンモックやビニールマットの日除けがつるされていた。整備の行きとどいた山頂である。
 雨は本降りになっており、雨具を脱がないと小屋の中には入れない状態になっていた。きれいな小屋というのも気をつかう。赤尾八石山の展望台脇のあずまやまで下ってから休むことにした。
 赤尾八石山からは、十三ヶ滝に下った。途中で不動尊のお堂が現れたが、新しいもので、以前はあったのかどうか記憶はない。その先で三ッ子沢への道が左に分かれるが、今回はそのまま直進する。
 谷間に下り立つと、その上流部に十三ヶ滝の展望台が見えていたので寄り道をしていくことにした。岩壁を蛇行しながら落ちる滝であったが、十三段あるようには見えなかった。
 沢沿いに下っていくと、荒れた林道の末端部に出て、そこから少し歩いた先が十三ヶ滝の駐車場であった。この駐車場までの道は、狭く途中で方向転換は難しいので、事情を知っていないと入ることは難しい。
 本降りの雨の中の歩きになってしまったが、新しいコースを知ることができた。

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