上ノ山、高山

上ノ山
高山


【日時】 2009年4月4日(土)〜5日(日) 1泊2日 各日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 4日:曇り 5日:曇り

【山域】 魚沼丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 上ノ山・かみのやま・424.8m・三等三角点・新潟県
【コース】 明神より
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/岩沢、小出
【ガイド】 なし
【温泉】 こまみの湯 600円

【山域】 魚沼丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 高山・たかやま・483m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小出
【コース】 西山三十三番観音巡りの尾根コースより
【ガイド】 なし

【時間記録】
4月4日(土) 8:30 新潟=(関越自動車道、堀之内IC、R.252、)=10:30 林道入口―11:58 上ノ山〜12:05 発―13:27 林道入口=(小出、R.252 経由)=16:40 道の駅「いりひろせ」  (車中泊)
4月5日(日) 7:09 松川―7:44 林道終点―8:36 松川=(R.252、小出、R.17 経由)=9:42 薬師橋―10:35 高山入口(第十六番観音)―11:06 高山〜11:12 発―11:42 高山入口(第十六番観音)―12:34 薬師橋=(R.17、小出IC、関越自動車道 経由)=16:00 新潟
 上ノ山は、堀之内から中条に抜けるR.252の南の魚沼市と南魚沼市の境界線上にある山である。山頂近くまで杉の植林用の林道が延びているが、登山道は切り開かれていない山である。

 高山は、魚沼川左岸の丘陵地にあり、浦佐の町の背後の山である。山頂には、晋光寺の境内にある白山神社の奥の院の石碑が置かれ、西山三十三番観音巡りのコース最上部から道が続いている。

 昔から所属している山のメーリングリストの集まりが入広瀬であり、夜の宴会に参加することになった。合わせて登る山として、一日目は、上ノ山を登ることにした。堀之内から中条に抜けるR.252沿いにあり、以前から気になっていた山である。山頂近くまで林道が延びており、そこから山頂までは台地状地形が広がっていることからスノーシュー歩きに良いかなと思っていたが、今年は時期を逸してしまった。雪融けも進んで、最後は藪こぎになるかもしれないが、距離も短くなんとかなるはずであった。
 堀之内からR.252に進み、明神の集落を過ぎ、田河川の右岸に移ると、林道が分かれる。先の状況が判らないため、入口に車を止めて歩きだした。
 車道周辺に雪は見当たらなかったが、つづら折りの道を登って台地の上に出ると、林道上に雪が現れた。電波の中継塔があり、その先からは、林道は荒れた状態になった。
 崖の縁に行き当たると、林道が無くなった。雪に隠されているのかと思い、尾根沿いに進んでみたが、ここには道はなかった。杉林の中から下を見下ろすと、下に道が見えていたので、枝をつかみながら下った。崖の縁には、細々とした道が続いていたが、その先で広くなっていた。先ほどの地震によって林道が崩れてしまい、そのままになっているようであった。
 地図にも出ている池が左手に現れた。人に驚いて、鴨が数羽飛び立った。尾根の一段下を進み、谷間に入っていった。雪も深くなり、時折膝まで潜るようになったが、念のために持ってきたわかんを付けるほどではないため、そのまま歩き続けた。  林道がつづら折りを開始したため、方向を見定めてショートカットすることにした。周辺は杉林であったが、ひと登りすると、伐採地なのか、一面に広がる雪原に出た。振り返ると、守門岳が姿を見せていた。
 山頂手前で少し傾斜が増したが、これを突破すると、藪の現れた尾根に出た。かすかな踏み跡を辿って進むと、三角点が頭を出した僅かな刈り払いに出た。ここが山頂ということにはなるが、藪に囲まれて展望もなく、あまり面白い所でもなかった。雪の季節にスノーシューを使って登れば面白いのかもしれない。
 帰りには、雪融け部に頭を出しているフキノトウをつんで、家への土産にした。
 小出で温泉に入り、夕方に入広瀬に向かった。夜は久しぶりに再会の仲間と酒と話で盛り上がった。
 翌日は、守門大岳に向かう一行とは別行動で、須原近くの松川の奥の魚止山に向かった。林道が延びた先に破線が記されて、魚止山の西の肩を越している。この道が使えれば、山頂までは楽に到達できるはずである。実際には、林道の終点まではしっかりした状態であったが、その先の山道は見当たらなかった。尾根の上に上がってみると、かすかな踏み跡があって、藪こぎもそうきつくはなさそうであったが、雨あがりの状態では歩く気にはなれなかった。
 車に引き返して、計画の練り直しになった。昨年の暮に登った浦佐の高山が、春にはどのような状態なのか確かめることにした。小千谷の城山や堀之内の御岳山と並んで、この高山も定番の山にしたい。
 先回と同様に、晋光寺裏手の薬師橋のたもとに車を止めて歩きだした。今回は、沢沿いの道はパスし、尾根道の往復とした。
 墓地の中からひと登りすると、ベンチの置かれた広場に出て、浦佐駅を見下ろすことができる。ここからは、尾根沿いの登りになった。適当な間隔で観音像が置かれた広場が現れるので、休む休み登るにも良いコースである。
 登りはじめには、アズマイチゲやキクザキイチゲが見られ、カタクリも時期は少し早目であったが、花を開いていた。
 第十六番観音の置かれた遊歩道最高点に出て、魚沼平野と八海山や駒ヶ岳の眺めを楽しんだ。あいにくと、山頂部は雲に隠されていた。
 この先は雪原になり、道は隠されていた。先回歩いていなければ、道が判らず、登れなかったかもしれない。
 杉林に進むと、右手に水たまりが現れた。尾根に挟まれた谷間をまっすぐ進み、斜面に行き当たると、笹藪がかぶっているが、踏み跡が続いている。ひと登りすると、道もはっきりしてくるが、ここが判りにくい場所である。細尾根を辿ると、白山の石碑の置かれた高山山頂に到着する。遊歩道最高点からの眺めとは、あまり変わらない気もするが、やはり山頂からの眺めの方が楽しめる。
 二日酔いの翌日の山としては、これで充分ということで、家に戻った。

山行目次に戻る
表紙に戻る