大峰山

大峰山


【日時】 2008年2月1日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雪

【山域】 長岡東山
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 大峰山・おおみねやま・566.4m(573m)・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/片貝、半蔵金
【コース】 竹之高地より
【ガイド】 なし
【温泉】 なごみの湯 400円(沸かし湯)

【時間記録】 7:40 新潟発=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.8、横枕 経由)=9:10 竹之高地〜9:35 発―10:15 林道別れ―11:06 南蛮山分岐―11:24 大峰山〜11:53 発―12:03 南蛮山分岐―12:24 林道別れ―12:49 竹之高地
 長岡市の東に南北に連なる東山連峰は、鋸山を中心とした700m級の峰の連なりである。その主稜線の前衛となる幾つかのピークがあり、山塊に奥行きを与えている。大峰山は、東山の南西部に位置する前衛峰である。地形図には、西の村松町から破線が記載されているが、現在ではとぎれとぎれのかすかな踏み跡になっている。現在では、竹之高地側から登山道が開かれているようである。

 2月に入ってしまったが、雪が少ない状態が続いている。雪が期待できる地域としては山古志が考えられるが、それでも、高目のピークを狙う必要がある。大峰山は、昨年登ったが、途中までは林道を使えるため、スノーシュー歩きを楽しめそうということで出かけることにした。
 長岡バイパスを走りながら見る東山は、雪が少なく、黒い木立が目立っていた。それでも蓬平に入ると周囲の雪も多くなってきた。高龍神社を過ぎると坂になるが、道路上に沢水が流されており、雪は完全に消されている。
 竹之高地入口の不動社には、広い駐車場が設けられているので、ここに車を置かせてもらう。昨年は、雪壁の向こうに神社の建物が見えている状態であったが、雪は少なく社殿の全景が見えていた。
 集落内に進むと、道路は沢の右岸に移る。林道がすぐ上を走っているので、車道でスノーシューを履き、道路脇の雪原に上がった。昨年は、道路脇の雪の壁も高く、上がるのもひと苦労であったが、今年は段差は少ない状態であった。
 急斜面をひと登りで、林道にのった。この後は、つづら折りの登りが続く。昨年は、大雪のために林道がどのように走っているのか見極めるのも難しかったが、林道を普通に辿ることができた。
 林道が南に向かうトラバースに入るところで、昨年は、尾根に取り付いた。見ると、尾根は藪が出ているようなので、さらに林道を先に進むことにした。
 南に進んだ後に西に方向を変えて、尾根の末端部を回り込んだ。杉林が広がると、そのすぐ上を尾根が走っている。杉林をひと登りすると、尾根上に出ることができた。この後は、雑木林の尾根を辿ることになるので、体力が続く限りは問題はない。雪は少ないといっても、この付近は1m以上の積雪はあった。灌木の枝を避けてコースを修正するところもあるが、藪こぎというほどのことはない。
 谷向こうに南蛮山に至る稜線が見えており、歩くにつれて近づいてくるので、行程の捗り具合が判る。
 南蛮山への尾根が分かれる小ピークへの登りに取りかかる鞍部から先は、雪綾の登りになる。息は上がるが、爽快な気分になった。振り返ると、スノーシューの跡が、長々と続いていた。
 小ピークを越すと、ようやく大峰山の山頂が目の前に迫ってくる。僅かに下った後に、最後の登りになる。灌木には霧氷ができて、白い林が広がっていた。
 大峰山の山頂は、三角点よりも手前の南東部に最高点がある。最高点に到着して、ひと休みすることにした。ガスがかかって長岡の平野部の眺めは閉ざされていた。風を避けて、南の斜面を少し下ったところで腰を下ろした。
 下山する前に、三角点付近まで足を延ばすことにした。最高点から先は、灌木の枝がうるさい状態になった。三角点部周辺は、小さな範囲ではあるが、雪原が広がっていたので、刈り払いが行われているのかもしれない。大峰山には、蓬平方面から道があって登ったという報告も目にしているが、それも中越地震前の話である。地震後にも、その道は残されているのか、いずれ確かめる必要がある。周辺の灌木を見ても、山頂プレートのようなものは見当たらなかった。
 北東に続く尾根をみると、藪がうるさそうな感じであった。登ってきた竹之高地からのルートは、藪こぎというほどの苦労はなかった。雪が少ない時のスノーシュー歩きには、竹之高地からのルートを使うべきである。
 下りは、スノーシューならではの一気の下りになった。大峰山は、登り2時間、下り1時間で、程よいスノーシュー歩きのコースである。いずれ、南蛮山への周回コースとして歩きたいが、その前に南蛮山への偵察山行を行っておく必要がある。もっとも、雪がもっと欲しいところである。

山行目次に戻る
表紙に戻る