山寺山、木津八海山

山寺山、木津八海山


【日時】 2009年1月11日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 山古志周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
山寺山・やまでらやま・298.5m・三等三角点・新潟県
木津八海山・きづはっかいさん・306m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小千谷
【コース】 山寺山までは道の駅「ちぢみの里おじや」より北陸自然歩道
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:00 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.17 経由)=9:40 道の駅「ちぢみの里おじや」〜10:09 発―10:50 峠―11:02 山寺山〜11:07 発―11:13 峠―11:41 木津八海山入口―12:00 木津八海山〜12:18 発―12:46 峠―13;10 道の駅「ちぢみの里おじや」=(R.17、R.8、中之島見附IC、北陸自動車 経由)=14:50 新潟
 小千谷の町の中心部は、信濃川左岸に広がっているが、上越線の駅は、橋向こうの右岸に置かれている。この右岸部に広がる丘陵地にある山が、山寺山と城山である。道の駅「ちぢみの里おじや」からこの二つの山を結んで極楽寺に至るコースは、中部北陸自然歩道として整備されている。
 八海山は、山寺山の東に位置する山である。山頂にはお堂があり、麓の集落の木津の名前をとって木津八海山と呼ばれている。

 前日から冬型が強まり、夜中に外を見ると、道路は凍結状態になっていた。小出あるいは山古志周辺の山ということで、高速にのった。三条を過ぎるあたりから雪が積もり始め、除雪車の後をついていくノロノロ運転になった。長岡バイパスでは、本降りの雪になって、車のライトをつけながらの走りになった。この状態では、除雪作業の妨げになるため、車の置き場所を考える必要がある。
 結局、道の駅「ちぢみの里おじや」から山寺山をめざし、雪の状態が良いなら、さらに奥の八海山まで足を延ばすという計画にした。これなら、車の置き場所は問題はない。
 道の駅「ちぢみの里おじや」から山寺山へは、昨年の2月16日にも歩いている。この時も、猛烈な吹雪であった。
 道の駅でしばらく待つ間に、雪も少し小ぶりになったので歩きだした。雪は少なく、つぼ足で歩きだすことができた。
 道の駅の背後の斜面は、コンクリート製の恐竜像やトリム施設が設けられた小公園になっており、中部北陸自然歩道の案内板が置かれている。杉林の中に進み、ひと登りすると迂回してきた林道に飛び出す。昨年は、スノーシューを履いても、一歩ずつ潜る悪雪に苦労したが、今回はつぼ足で順調に歩くことができた。雪の上には、消えかかっているが、踏み跡もみられた。
 谷を巻くように進んでいくと、山寺山の南東の肩に到着する。まずは山寺山を登っていくことにした。
 ここからは遊歩道になるが、先回と違って、道ははっきり見分けられた。尾根に取り付くと、すぐに急な登りが現れる。窪地状にえぐられているのか、スノーシューを横にすると滑りやすく、足場に苦労した。
 傾斜が緩むと、山寺山に到着した。地図ではアンテナマークが書かれているが、現在は撤去されている。山頂の展望板が雪の上に姿を現していた。先回は、頭だけが出ていたので、雪の量の違いが良く判った。
 尾根沿いに進めば、ひ生城跡に出るが、今回は八海山を目指すので、まずは肩まで戻る。登りの苦労と違って、あっというまの下りである。
 山寺山の取り付きは峠状になっており、その先はつづら折りの下りになる。前方に見えるピークは、279m峰で、八海山の山頂はその背後に隠されていた。
 見た目ほどは下らずに、279m峰の北側斜面のトラバースになった。この部分は、地図に書かれている破線よりも上方に道がついており、そのおかげで、高低差が少なくてすんだ。
 杉林の中を進むと、木津からの車道に飛び出した。八海山だけをめざすなら、この道から登ってきた方が距離的には短い。
 北に向かって車道を辿ると、八海山方面に分かれる林道の分岐に出た。予想していなかったことに、木津八海山入口という標柱が立てられていた。山頂まで道があるのではという期待が高まった。
 八海山の南の峠部に上がると、赤鳥居が出迎えてくれた。その先は、参道になったが、両脇にパイプの列が続いていた。鎖を通す仕掛けも見当たらないので、てすりの役に立つのか疑問である。雪の下に階段が隠されているのかも判らなかった。
 八海山の山頂は、小広場になっており、石灯篭の奥に木のお堂が置かれていた。その手前に、木津八海山の碑が置かれていたが、冬支度のためにビニールが被されて紐が掛けられていたため、書いてあることは読めなかった。
 杉の間からは、山寺山からひ生城跡に至る稜線を良く眺めることができた。反対側には、雪深い山古志の里の眺めが広がっていた。
 ここまでは2時間ほどの時間がかかったので、今日の歩きとしては十分である。腰を下ろして大休止とした。途中で雪がやんだため、暖かく感じていたが、山頂での休みは寒く感じられた。
 スノーシューでの下りは早く、山寺山の肩の峠部への登り返しも、それほどの苦労でもなかった。
 道の駅に戻ると、駐車場は満杯状態になっていた。ここには温泉施設もあるが、900円と高いので、そのまま家路についた。

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