弥彦山

弥彦山


【日時】 2009年1月3日(金) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【コース】 表参道
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟=(北陸自動車道、中之島見附IC、分水、国上 経由)=10:10 商工会議所脇駐車場〜10:18 発―11:10 五合目―11:39 九合目―11:55 弥彦山―12:16 九合目―12:36 五合目―13:13 商工会議所脇駐車場=(県道新潟・寺泊線、R.116、新潟西バイパス、新新バイパス 経由)=14:50 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院が置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。山頂へのロープウェイや山岳道路によって観光地化が進んでいるが、一歩脇に入れば自然は良く残されている。

 今シーズンに入ってから雪山歩きを開始していないので、山古志の金倉山に登ろうと考えた。中之島見附ICで高速を下りて長岡バイパスを走っていると、車のライトを点灯する必要のある激しいみぞれが降ってきた。戦意喪失となって、他の山を考えることになった。
 弥彦神社の初詣を兼ねて、表参道から弥彦山に登ることにした。雪割草目当てに、毎年の春には弥彦山を訪れているが、表参道は、2005年1月9日以来歩いていない。
 分水から国上山の下を抜けて弥彦の駐車場に入った。少々大周りしたにもかかわらず、この時は、神社脇の参拝者用駐車場を含めて、駐車場には余裕があった。
 まずは、弥彦神社にお参りしてから山に向かった。鳥居をくぐって表参道を歩きだした。先回の正月明けの1月9日に登った時は、いろいろな山の会の初山行の団体が歩いており、追い抜くのに苦労したが、まだ三ヶ日の間のせいか、登山道はすいており、マイペースで歩くことができた。
 杉林の中のつづら折りから尾根上に出た四合目付近から、登山道上にも雪が出てきた。もっとも、下山時には、この雪は融けて泥田状態になっていた。
 九合目のレストハウスが見えてきた頃には、草臥れてきた。低山といっても、そう簡単には登らせてくれない。春は、雪割草やカタクリの写真を見ながらの歩きになるが、この季節はひたすら登るしかない。
 九合目に登ると、ロープウェイ山頂駅からの観光客も入って賑わっていた。ここから山頂までは、階段状の急斜面があり、固められた雪道になっていた。凍結して中央に立つてすりにすがりながら登り下りしたこともあったが、今回は、スパイク長靴では問題なく歩くことができた。ヒールの高いブーツを履いた女性が登るのを諦めてた。また、12本爪アイゼンを付けて下りてきた者がいたが、現地人でないことが見え見えで、少々恥ずかしい恰好である。
 弥彦山の山頂は、風あたりが強いため、南の石段に腰を下ろしている者はいたが、奥の院前のテラスで休んでいる者はいなかった。まずは、奥の院にお参りし、続いて展望を楽しんだ。長岡方面は相変わらず厚い雲に覆われていたが、日本海の青い海原を見下ろすことができた。その奥には、佐渡の白い峰が横たわっていた。冬には珍しい佐渡の眺めであった。弥彦山の山頂からの多宝山も好きな眺めであるが、雪がまばらにしか付いていなかった。
 下山の前に、レストハウスの屋上に登って、日本海と佐渡の眺めを楽しんだ。
 弥彦山登山は、思わぬ青空にも恵まれて無事に終わったが、駐車場に戻ると、駐車場の空き待ちの車で大渋滞になっていた。脱出のためには、県道脇の駐車場に停めて、少し歩くべきだったようである。なんとか、脇路を使って脱出し、家路についた。

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