赤崎山

赤崎山


【日時】 2008年5月6日(火) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
赤崎山・あかさきやま・371.9m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/津川
【コース】 鹿瀬登山口より
【ガイド】 新・にいがた花の山旅(新潟日報事業社)
【時間記録】 12:45 赤崎山登山口―13:31 赤崎山〜13:41 発―14:25 赤崎山登山口
 阿賀野川は、津川の手前で、赤崎山にぶつかって大きく東に向きを変え、この山を半周して再び西の日本海に向かって流れていく。赤碕山は、現在では山頂直下まで林道が上がってきており、山頂付近は公園として整備されてしまっているが、阿賀野川へ落ち込む岩壁をめぐらした山頂は、会越国境の山々、さらに飯豊連峰の好展望台になっている。

 前日の佐渡山行からの帰宅時間が遅かったため、翌朝、ゆっくりと起きてから山に出かけた。はじめ、津川の奧の出角山に向かった。最近は、日光寺まで車道が通じて、入りやすくなっているようである。津川から払川を抜けて、舗装道路が続いていた。雲和田からの車道との三叉路を左に曲がると、広い駐車場に出た。その先が日光寺であった。周辺はすっかり様変わりしており、以前の記憶は全く役にたたなくなっていた。
 日光寺の仁王像と山門、本堂を見学した後に、出角山を目指すことになった。日光寺の門前の先に車道は続いており、これに進むと、左手に旭滝への道が分かれた。以前は、ここを右方向に進んだはずだが、切り通しになっていた。登山道が現れないかと思って、車道をしばらく進んだが、結局見つからなかった。先回歩いた1999年当時でも、消えかかっていた道なので、新しい林道の建設と共に道は無くなってしまったようである。
 雲和田方面からの登山道もあったことから、こちらを探すことにした。駐車場の前から山道が北に向かって始まっていた。これが雲和田への旧道のようである。出角山への山道を探しながらこの道を進んだが、見つからないまま、雲和田に通じる新しい車道に出てしまった。
 雨上がりとあって、藪の中に突入することまではしなかったので、改めて訪れる必要がある。
 地図に載っていない日光寺の先の車道や雲和田への車道の走り具合を、車の中に置いたGPSで記録した。車を走らせているうちに、津川の町に戻ってしまった。ここから近い山として、赤崎山に向かうことにした。
 鹿瀬から角神に通じる道も新しく整備されて走りやすくなってるが、赤崎山の登山口は、その旧道沿いにある。入口の駐車場には、立派な登山口の標識が置かれているが、草に覆われかけている。
 登山道は、赤崎山の急な斜面を見上げながら、トラバース気味に続いている。地形図では、途中からつづら折りの登りになっているが、そのようなこともなく、先に続いている。この道しかないのだが、地図と違っていることで、途中から不安を覚えてきた。
 道の途中には、マンホール状態のものが置かれており、テレビ中継基地への配線が埋め込まれているようであった。歩くものは少ないのか、倒木の枝をくぐるところも数カ所で現れた。
 沢を渡ると、ようやく高みに向かっての登りが始まった。ひと登りで、ため池の脇となり、その先で車道に出た。この車道は、角神方面から伸びてくるものであるが、春先の現在、車が通れるかは判らない。山頂一帯は、森林公園として整備されている。
 右手の道に進み、ひと登りすると、NHKの中継基地があり、その脇が赤崎山の山頂である。その先にはあずまやも置かれている。眼下に、黒崎山を巻くように大きくカーブする阿賀野川を見下ろすことができる。飯豊連峰の展望台でもあるのだが、雲に隠されていた。反対側には御神楽岳が残雪をまとった姿を見せていた。
 この日の山歩きはこれで充分ということで、家に戻ることにした。
 新潟が近くなると、道路脇に警官が立つ、ものものしい警戒ぶりになった。サミット付属の労働大臣の会合が新潟市で行われているので、その警戒であるようであった。幸い渋滞にも出会うこともなく家に戻ることができた。

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