多宝山

多宝山


【日時】 2008年3月30日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 多宝山・たほうざん・633.8m・一等三角点本点・新潟県
【コース】 登り:鉱山道 下り:宝川右岸尾根
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、R.402、田の浦 経由)=9:36 田ノ浦―11:15 多宝山―15:47 田ノ浦=(往路を戻る)=16:50 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。

 3月の最終日曜日は、角田・弥彦山塊での雪割草の盛りとなり、県外からも観光バスで登山者がどっとおしかけるようになっている。土曜日は、天気もぱっとしないため、自宅に引きこもって、たまっていた山行記録のまとめに専念した。おかげで出不精になってしまったのか、日曜日も遠出をする気にはならず、再び雪割草を見に行くことにした。
 歩くコースは、今年まだ歩いていない、田ノ浦からの周回とした。このコースの利点としては、林道のゲート前はともかく、海岸部には大駐車場が設けられていることである。 田ノ浦に向かうのに、シーサイドラインを使って、角田浜の様子をうかがった。はたしてというべきか、観光バスが何台も置かれ、桜尾根の登山口には歩き出そうとする団体で混み合っていた。
 曇り空のため、花が開くのを待つためにも、ゆっくりとした時間に家を出たため、田ノ浦に到着したのは、9時半近くになっていた。観光バスが停められており、ここからのコースもすっかり知られてしまったようである。今後は、雪割草見物のコースの詳細については、詳しくは述べないことにしよう。
 駐車場にも出発する準備の登山者が多く集まっており、そくぞくと山に向かっていった。
 林道歩きしばらくで、ゲート前の駐車場に到着した。以前よりも、薮も広く刈り払われており、薮に乗り入れて少々無理をすれば車を停められたようである。
 鉱山道に入ると、スミレやキクザキイチゲ、カタクリの花がさっそく出迎えてくれた。写真を撮りながらのゆっくりした歩きになった。堰堤先の河原のミヤマキケマンの花を期待していたのだが、なぜか無くなっていた。取っていくほどの花でもないので、洪水で流されたのであろうか。
 その先で雪割草がちらほら現れるようになるが、曇り空で花は閉じていた。盛りも越していたが、とりあえず雪割草の写真を撮りながら歩いた。途中で現れる滝脇の鎖場では、鎖の位置が良くなく、足場が崩壊しているため、一歩のところであるが、慎重に越す必要があった。他の記録を見ると、この後、渋滞が発生したようである。
 その先のつづら折りで、雪割草の写真を撮りながら歩いていると、30名ほどの団体が早くも下山してきた。田の浦に停めてあっツアーバスには、角田・弥彦山と書いてあったので、この後角田山を登るのだろうか。花を見るには、昼近くまで待つ必要があるのに、早くも下山してしまうのでは、山の魅力半減といったところである。幸い、山中ですれ違いのために足を止めるのは、この一回だけであり、花の写真を撮りながらマイペースで登ることができた。
 鉱山跡の先で尾根に乗ると、一本登りが続くようになる。弥彦山といっても汗を流さなければ登れない。弥彦スカイラインに飛び出して、息をつくことができた。
 弥彦山を登ったばかりであったので、今回は多宝山に登ることにした。多宝山の山頂も、登山者がたくさんいて大賑わいであった。車道まで下りて、車道の真ん中に腰をおろして昼食とした。弥彦スカイラインの開通は、4月1日からになる。
 下山は、いつものコースを使った。花の写真を撮りながら歩いたため、下山は遅い時間になってしまった。

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