時水城山

時水城山


【日時】 2008年1月6日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 城山(時水城跡)・じょうやま(ときみずじょうせき)・384m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小千谷
【コース】 姥清水より登り中島へ下山
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:30 新潟=(関越自動車道、小千谷IC 経由)=9:00 姥清水〜9:23 発―10:00 尾根上分岐―10:38 城山〜10:48 発―11:08 尾根上分岐―11:36 中島登山口―11:47 姥清水=(往路を戻る)=13:30 新潟
 小千谷の町の背後の信濃川左岸に沿って延びる丘陵地には、西山遊歩道として、丸山から城山(時水城跡)に至るハイキングコースが整備されている。春の花の美しい山であるが、城山は冬にも登ることができる。

 下越は雨だが、中越は曇りという天気予報で、小千谷の城山を予定した。朝の新潟は曇り空のまずまずの天気であったので予定通りに出発したが、高速の三条付近で激しい雨にあった。長岡を過ぎると、雨は小降りにはなったものの、パーキングで少し様子見をすることになった。そのため、城山の登山口の姥清水までは、少し時間がかかって到着した。
 現在、姥清水の水汲み場は、集落のはずれに移転しており、そこの駐車場が除雪の終点であった。6台程の車がすでに置かれていた。出発の準備で靴を履いていると、到着した車の持ち主から、もう下山してきたのかと聞かれた。この山は、地元の人の早朝登山が行われているようであった。
 雪の上には、トレースができており、つぼ足で歩き出した。少し先に茶室が移転してきているが、その入口は雪に覆われていた。このトレースはやはり登山者が付けたもののようである。
 麓の公園からつづら折りの道が始まるが、トレースはショートカットしながら続いていた。雪の状態は、つぼ足でも歩けるものの、時折膝までもぐり、体力が必要になった。前日の暖かさで、雪がゆるんでいるようであった。スノーシューのトレースも現れ、やはり履いたほうが楽そうということで、こちらも履くことにした。
 登りの途中、下山してくる登山者にもすれ違った。ほとんどは、長靴に傘といういでたちの軽装であった。下山の途中でも、何組もの登山者に出会った。これが5回目の城山であるが、これまでは一組の登山者に出会うかどうかといった状態なので、この盛況には驚かされた。
 山頂が迫ると、傾斜は増すが、トレースもしっかりついているので、問題なく登ることができた。
 城山の山頂に到着した時は、単独行があずまやの下で休んでいるだけであった。山頂の石仏が雪に半ば埋もれて出迎えてくれた。静かな山頂で風景を楽しんだ。城山は、知られざる展望ピークで、越後三山も眺めることができるが、この日は雲に隠されていた。それでも、八石山、米山、刈羽黒姫山の刈羽三山は良く見えていたし、山古志の山を背景にした小千谷市街地を見下ろす眺めは素晴らしかった。
 下山は、尾根上の分岐からそのまま直進してみることにした。しっかりした夏道が続いているのは以前から知っていたが、まだ歩いたことはなかった。
 地図では、歩き始めの姥清水と中島の集落に向かって、二本の破線が記載されている。雪の中でもはっきりした道を辿っていくと、姥清水へのルートからは反れていった。杉林の中に続いており、植林のための作業道であった。
 地図に記載されている破線通りに、最後は、中島の集落に出た。後は、車道歩きであるが、ごみ処理施設の前を通って姥清水に戻るのもそう遠くない距離であった。

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