大峰山

大峰山


【日時】 2008年1月3日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 大峰山・おおみねやま・360.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/津川、東赤谷
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:10 新潟発=(R.49、三川 経由)=8:25 新谷〜8:43 発―9:29 三叉路―10:19 稜線鞍部〜10:26 発―11:00 大峰山〜11:25 発―11:46 稜線鞍部―12:12 三叉路―12:46 新谷=(往路を戻る)=14:30 新潟着

 大峰山は、棒掛山から土倉山を経て西に連なる尾根の末端近くにある、新谷川左岸の山である。新谷から行地に至る林道が西山麓を走っており、アプローチに使える。

 大峰山は、2001年3月12日に登っているが、この山が最近話題になったことから出かけることにした。前日のねずみ薬師で、予想外に雪が多いのに驚かされ、飯豊の端山にあたるこの山で、この一帯の雪の状態を知っておきたかった。
 国道から別れて三川への県道に進むと、とたんに雪は多くなった。除雪は行われていたが、路肩の雪も多く、車を置く場所がほとんどなくなっていた。幸い、登山口になる新谷の集落入口は、広くなっており、その片隅に車を停めることができた。
 集落内は除雪されているが、車の置き場所の関係で、ここから歩き出す。最終民家の奥が除雪終点になっていた。さっそくスノーシューを履いた。深いところでは、スノーシューを履いても膝近くまで潜る状態であった。林道をショートカットするために杉林に入ると、雪は多くはなく、むしろ歩きやすかった。林道は吹き溜まりになっているようであった。しばらくは、忍耐の林道歩きが続いた。
 送電線の下を通過すると、その先で三叉路になった。右の林道は行地に通じるが、左の杉林の中に通じる林道に進む。ここからは、杉林の中に分け入る場所を探しながらの歩きになる。地図上で林道が東に曲がるところで、小さな沢が入った。その右岸沿いに植林のための作業道のようなものがあったので、これを辿ることにした。しばらく先で、この道も判らなくなったので、そのまま直進した。杉林の中は、雪も少なく、比較的歩きやすかった。
 雪のついた杉林は美しかったが、GPSの信号が入らなくなった。途中で、復帰したところで現在位置を確認すると、予想していたコースよりも、北にずれているようであった。高みをめざすため、300mピークに引き寄せられているようであった。右にコースを修正しながら歩いた。
 300mピークに向かっては急斜面になっていたが、その南の鞍部には、さほどの急登もなく到着した。この鞍部には、境界見出し標の赤い札が木に付けられていたが、踏み跡のようなものは見当たらなかった。
 この先は、潅木の枝が煩い歩きになった。まだ雪は少ないようであった。右手から杉林が広がってくると、山道のようなものが現れたが、すぐに薮尾根の歩きになった。
 最後は、僅かな登りで大峰山の山頂に到着した。杉木立と薮に囲まれて、見晴らしはない山頂である。山頂標識も赤布も見当たらなかった。
 展望の開けるところを探して、東の下り斜面に進んだ。木立の間からにはなったが、土倉山を眺めることができた。鋭い山頂の540mピークと丸みを帯びた土倉山が二つ並んで印象的な姿を見せていた。その奥に、棒掛山が、白く霧氷に彩られた山頂を見せていた。北には、馬ノ髪岳を眺めることができたが、この山は、稜線歩きの途中の方が、良く眺めることができた。穏やかな日差しに包まれて、ひと休みした。
 下りは、薮も気にならず、トレースのためコースの心配もなく、一気に下ることができた。登り2時間20分、下り1時間20分の山行になったが、雪の状態が悪いことを考えれば、まずまずの歩きであったということになろう。

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