権現山

権現山


【日時】 2007年12月30日(月)
【メンバー】 単独行
【天候】 雨 

【山域】 五頭山塊 【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 権現山・ごんげんやま・238.6m・四等三角点・新潟県
【コース】 八所神社より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新発田/出湯
【ガイド】 なし

【時間記録】 9:50 新潟発=(R.49、水原 出湯、R.290、折居 経由)=10:40 八所神社〜10:50 発―11:20 権現山―11:42 八所神社=(往路を戻る)=13:30 新潟

 権現山は、五頭山塊北部の折居の集落の背後にそびえ、標高は低いなりに、三角形をした山容が目立つ山である。登り口には八所神社、頂上には奥の院が置かれている。地図にも破線が記され、参道として整備されているが、登山のために登る者は少ないようである。

 年末を迎えたが、年始にかけての天候は悪そうである。11月に早い時期での降雪があったが、その後は暖かい日が続き、本格的な雪の季節には移行していない。御用後の休みに入ったが、雑用もたまっており、昨日は、一日片付けに追われた。
 今日は、今年最後の山歩きと思ったものの、みぞれが激しく降る朝になった。ホームセンターでの買い物もあるので、外出をする必要もあり、軽く山に登って終わりにすることにした。傘をさして登れる山として、五頭山塊の権現山を選んだ。先回登ったのは1999年1月23日であるので、かなり経っているのと、GPSでの赤線引きが行われていない。 車を動かすなり、激しい雨となり、車のライトをつけての運転になった。水原を過ぎるころには、白いものが混じるようになったが、雪にはならなかった。五頭山麓の出湯付近にも雪はなかった。
 折居の集落に入ったところの八所神社が登山口で、鳥居前には、数台の駐車スペースもある。雨具を着て歩き出す準備をしていると、地元のおじさんに声を掛けられた。権現山の登山をすると説明することになった。このような一般的でもない山に、雨の中を登ろうとするのは、そうとう物好きに見られたようである。
 神社の入口には、鳥居が立ち、古峰大神と書かれた石碑が置かれている。お堂の前は広場になっており、その脇の小川に石の橋が掛かり、ここが権現山への登山口になる。以前にはなかった「権現山霊水湧水所」という標柱が置かれていた。
 小川を渡ると、すぐ先で、水場が現れた。地中から突き出たパイプから水が流れ出ていた。ひしゃくも置かれていたが、脇の看板には、「生水の飲用はご遠慮下さい。 阿賀野市役所」と書かれていた。腹をこわしたとのクレーム逃れのためのようではある。
 すぐ先の竹林を過ぎると、急坂が始まる。砂岩状態の斜面は溝状に掘り込まれ、ロープも掛けられていたが、階段状にステップも切られており、登るのは難しくはなかった。
 急坂も長くはなく、傾斜は一旦緩み、赤松が目立つ尾根歩きになった。雪はなく、木立の間から見える虚空蔵山の山頂部がようやく白くなっているだけであった。山頂が近づくと、再び急な登りになった。汗もかくようになったが、衣類が濡れてきたのは雨なのか、汗なのかは判らない。登山道周囲には、つややかな緑の葉が印象的なユキツバキの木立が広がっていた。
 権現山の山頂には、奥の院が置かれている。大きなお堂の後ろに、小さなお堂が置かれた二重の配置になっている。三角点は、大きなお堂の左奥の隅の軒下に置かれている。先回は三角点探しに手間取ったが、今回はすんなりと見つけることができた。お堂の脇には、「月山、湯殿山、羽黒山」、と彫られた石碑が置かれているが、新潟から湯殿山へはるばる参拝に出かけていたのだろうか。
 雨の中、滑らないように注意して山を下り、時間は短かったが、山歩きも終わりにした。

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