櫛形山

櫛形山


【日時】 2007年12月23日(日)
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り 

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:要害山コース、下り:大沢尾根
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:30 新潟=(R.7、関沢 経由)=9:40 森林公園〜9:52 発―10:04 展望台―10:39 要害山(市ノ沢城跡)―10:56 山の神コース分岐―11:12 市ノ沢分岐―11:19 縦走路分岐―11;35 櫛形山〜11:55 発―11:59 大峰山縦走路分岐―12:29 大沢尾根登山口―13:00 森林公園=(往路を戻る)=14:30 新潟
 
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山が、山脈の最高峰で、盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 連休二日目は、曇りの天気予報が出た。花見山に続いて飯豊の展望を楽しむため、櫛形山に出かけることにした。
 櫛形山には、何本もの登山道が開かれているが、森林公園から市ノ沢城跡経由で登って、大沢尾根を下ることにした。
 中条の町に到着すると、国道から関沢に入る道の脇に櫛形山脈縦走路の登山道の看板が置かれている。ゴルフ場の脇を通り抜けていくと、森林公園への道が左に分かれる。分岐のすぐ先に駐車場が設けられているが、そのまま公園まで入ることができる。登山届けのポストが置かれている付近の路肩に車を停める。
 未舗装の林道を先に進めば、山の神コースに入ることができるが、今回は、市ノ沢城跡経由で登ることにした。沢にかかる橋を渡り、管理棟の脇から山に向かって広場を横断すると、遊歩道が始まっている。遊歩道は、急な所は丸太の段々で整備されており、枯れ葉を踏んでの落ち着いた歩きを楽しむことができる。沢を巻いた後にひと登りすると、尾根上に出る。ここにはあずまやも置かれている。この尾根を下っていくと、森林公園に戻ることができる。櫛形山へは、右に曲がって尾根の登りを開始する。この尾根は、小さなコブの乗り越しが続き、意外に体力を消耗する。
 350m標高で市ノ沢城跡に到着する。刈り払いの広場になっており、日本海と粟島、蒲萄山塊の眺めが広がっていた。この付近から雪が現れはじめ、みるみる雪も多くなっていった。430m標高で、山の神からの登山道が合流する。最終的に、雪は膝下の深さになったが、前日に何人もの登山者が歩いたようで、踏み跡が付けられていた。
 尾根が広がるようになると、縦走路分岐も近い。この付近から、ブナ林が広がるようになる。分岐から僅かに下った後、櫛形山への最後の登りになる。
 緩やかな稜線をしばらく辿った後に櫛形山の山頂に到着する。初老の夫婦連れが休んでいるだけであった。ベンチはまだ雪の上に出ていた。以前、2月に櫛形山脈縦走でこの山頂を訪れた時は、脇の看板の上まで雪に埋まっていた。
 ベンチにザックを下ろし、さっそく写真撮影にうつった。櫛形山の山頂からは、飯豊方面の展望が開けている。雲が厚い天気で、登りの途中に雨もぱらつく天気であったが、まずまずの展望であった。鉾立峰を従えたえぶり差岳が真っ白な姿を見せていた。その背後の飯豊連峰の稜線は雲に隠されていた。
 ひと休みしていると、体も冷えてきたので、歩き出すことになった。下山は山頂を越して大峰山方面に進み、少し歩いたところで、大沢尾根への下りになる。この尾根は、登り返しもなく、率直に下っていく。一気に高度を落とすと、雪はなくなり、枯葉の上の歩きになった。
 最後は、林道に飛び出す。右手に少し歩くとゲートがあり、ここが駐車広場になっている。ここから山の神からの登山道に合わさる登山道が開かれており、櫛形山を周回することができる。林道歩きをしばらく行って、森林公園に戻った。

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