樋曽山

樋曽山


【日時】 2007年3月21日(水) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 樋曽山・ひそやま・296.7m・三等三角点・新潟県
【コース】 間瀬峠より
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦、角田山
【ガイド】 なし

【時間記録】  8:40 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線  経由)=9:50 間瀬峠―11:00 樋曽山―12:08 福井山〜13:40 発―15:41 樋曽山―16:36 間瀬峠=(往路を戻る)=17:30 新潟

 弥彦山と角田山の間に、200〜300mの高さを連ねた丘陵地帯があり、その最高点を樋曽山と呼ぶ。新潟周辺でハイキングの山として人気のある両脇の山に比べ、この山の知名度は低い。最近では、三山縦走路として登山道もしっかりしてきて、訪れる登山者も多くなっている。

 雪割草見物のために、3月10月に、裏参道から弥彦山を目指したのだが、寒気の戻りによって花は雪の下になっていた。その後も寒い日が続いたが、春分の日は天気も回復し、ようやく花を期待できそうになった。花が目的なので、雪の影響の無い山が良い。ということで、標高も低い樋曽山に出かけることにした。一般に、樋曽山は、五ヶ峠から歩き出すことが多いが、春分の日の祝日のため角田山への登山者も多く、駐車場も満杯状態のはずであった。花が開くのを待つ必要もあり、早出をするわけにもいかない。間瀬峠側からなら、登山者は比較的少ない。冬季閉鎖中の弥彦スカイライン入口にある駐車場に車を置くこともできる。
 間瀬峠に到着すると、6台ほどの車が停められていた。以前は、ここから歩き出す登山者はほとんどいなかったのだが、次第に知られるようになってきたようである。まずはコーヒーを飲んで、のんびりしていると、どこから現れたのか、10人ほどの団体が現れた。追いついても面倒なので、少し間を置いてから出発した。
 この日の目的は、新しく買った90mmマクロレンズを使って花の写真を撮ることである。135mm相当の望遠レンズになるため、手振れも起こしやすく、被写体深度も浅い。三脚を使えば良いのだが、設置に時間がかかる。一脚で済ませることができるか、確かめてみたい。
 駐車場から車道を渡った反対側が樋曽山の登山口になる。現在は、案内板も置かれており、取り付きは判りやすくなっている。急斜面をひと登りすると、尾根の上に出る。カタクリも咲き始めているが、花はまだ開いていない。潅木帯の中を登っていくと小ピークに出て、一旦下りになる。ナニワズが、鮮やかな黄色い花を付けていた。雪割草の花も現れて、写真撮影のためにゆっくりとした歩きになった。
 登りに転じると、急傾斜になるが、木の段々や鎖で整備されて、以前よりも歩き易くなっていた。杉林のピークに登りついて、ここは右折。緩やかに起伏する稜線歩きを続けていくと、樋曽山に到着するが、一時設けられていた山頂標識は、取り外されている。山頂らしからぬ場所でもあるので、登山道に頭を出している三角点に注意しながら歩く必要がある。
 樋曽山の登頂はこれで終わっているのだが、雪割草を求めて、先に進んだ。五ヶ峠まで行く必要はないので、235.0m三角点の置かれた福井山で引き返すことにした。
 午後になって雪割草も花を開いてきて、写真撮影にも、熱中することになった。
 間瀬峠の駐車場に戻ったのは、夕方になっており、一日無理な姿勢でしゃがみこんでいたため、本格的な登山の後のような疲れも出てきていた。

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