城ヶ沢山

城ヶ沢山


【日時】 2007年3月17日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 越後三山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 城が沢山・じょうがさわやま・330.2m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 日光/須原/須原
【コース】 上ノ沢周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(関越自動車道、堀之内IC、R.17、R.252、須川 経由)=9:50 林道権現堂線入口―10:36 城ヶ沢山―11:00 380mピーク―11:47 林道権現堂線入口=(往路を戻る)=18:30 新潟

 城ヶ沢山は、須原の破間川対岸に位置する山である。下権現堂山から北に延びる尾根の末端部に位置している。

 3月も中旬になったが、冬に逆戻りしてしまった。スノーシュー歩きをもうひと頑張りしようということで、須原近くの魚止山に出かけることにした。長岡を過ぎると、あたりが暗くなるような本降りの雪になってしまった。魚止山は、ルートを現地で判断する必要があるので、悪天候で登るのは難しい。山頂からの展望も楽しみなので、もう少し天気の良い日に際チャレンジすることにした。松川林道は、向松川に渡る橋の先で除雪終点になっていることを確認して終わりになった。
 この日に登る山は、予備の計画として考えていた城ヶ沢山を登ることにした。破間川左岸沿いに続く県道小出線は、須川と松川の間で、冬季閉鎖になっている。小出方面から進むと、丁度、城ヶ沢山の入口になる林道権現堂線の起点が、除雪の終点になっていた。この角には、城山登山口の案内板があったのだが、見当たらなかった。冬の間は、片付けられているのかもしれない。
 城ヶ沢山には、2000年6月17日に登っている。無雪期の登山コースは、林道を進んで溜池に出たところで、送電線の巡視路を辿って、山頂に至るというものである。地形図にも記載されている破線通りに巡視路が続いていることが、今回のGPSのデーターで確かめることができた。雪のために、コースは判りにくくなっていたが、その時の記憶が、今回の雪の時期に登るのに役に立った。
 しばらく雪の様子を見たが、止む様子もないため、歩き出した。ひと歩きで谷が広がると、溜池に出る。下流部の堰堤の角に、送電線の巡視路を示す標識が立っているはずなのだが、雪に埋もれているのか、見当たらなかった。堰堤を渡って、細い沢が流れる谷間に進む。右岸沿いに進むと、急斜面に突き当たる。雪のために判りにくくなっていたが、左手の杉林が広がる尾根に向かって道が続いていた。つづら折りの道を進むと、尾根の上に出た。すぐ先に送電線の鉄塔が立っていた。尾根は、潅木に覆われているが、はっきりした切り開き道が続いている。先回登った時には、回転ノコで刈り払いをしている作業員に出会っており、この道は良く管理されている。
 雪も小降りになって、松川や須原の集落を眺めることができた。晴れていれば、守門岳の眺めが広がるのであろう。マンサクの花も多く、雪を被った黄色い花を楽しむことができた。
 尾根沿いの登りも長くはなく、城ヶ沢山の山頂に到着した。山頂は雪原の小広場になっており、権現堂山方面の眺めが広がっているものの、展望はあまり良くはなかった。ここまでは、45分程の登りで、これで終わるのも少々物足りない。
 地図を見ると、南に続く尾根に破線が記されており、上の沢の左岸沿いに続く林道に続いている。少し前の地図には、破線が周回するように続いているが、この林道は記載されていない。前方に見える380mピークに続く尾根を見ると、刈り払い道が続くのを確認することができた。380mピークの右手に林道が登っているのも眺めることができ、周回できそうなので、先に進むことにした。
 緩やかに下っていくと、杉林の中の緩やかな登りになった。雑木林の中の登りになると、傾斜も少しきつくなった。最後に少し頑張ると、380mピークに到着した。振り返ると、城ヶ沢山の山頂も、かなり下になっていた。雪雲のため展望は充分開けてはいなかったが、このピークの方が眺めが良いようであった。小貫木山の山頂越しに、下権現堂山の山頂や、旧スキー場のリフト山頂駅を眺めることができた。
 380mピークから下ると、すぐに林道の上に出た。深い切り通しになっており、どのように林道に下りるのか迷った。左の急斜面を下ることになった。雪が柔らかかったので、スノーシューのままで下れたが、雪の状態によっては、つぼ足になる必要があるだろう。
 幅広の林道が設けられていた。歩いていくと、右下に折り返してきた林道が見えており、ショートカットして下ろうという誘惑にかられたが、林道脇の法面が下れない可能性もあるので、忠実に林道歩きを続けることにした。上の沢の対岸には、城ヶ沢山から380mピークに続く尾根を良く眺めることができ、この林道歩きも、そう悪いものではなかった。
 谷に下ると、時期に溜池に戻ることができて、周回も終わった。
 城ヶ沢山は、軽いスノーシュー歩きに良い山であり、体力が余っていたら、380mピークへの周回コースに進むのも良いであろう。
 時間も早かったので、小出付近の山の偵察を行った。雪も時折激しく降り、天気予報でも、これから雪になるというので、一旦家に戻ることにした。

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