大平山、高立山、菩提寺山

大平山、高立山、菩提寺山


【日時】 2006年1月8日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 大平山・おおだいらやま・278.5m・四等三角点・新潟県
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
 菩提寺山・ぼだいじやま・248.4m・三等三角点・新潟県
【コース】 大沢公園よりの周遊
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【ガイド】 無し

【時間記録】 10:00 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=10:30 大沢公園〜10:47 発―11:30 大平山〜10:35 発―11:54 高立山〜12:00 発―12:44 1菩提寺山―13:20 大沢公園=(往路を戻る)=14:30 新潟

 新潟平野の内陸部の縁に沿った新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。高立山の北に位置する三角点ピークは、地図には名前は記載されていないが、大平山と呼ばれている。

 連休中日の7日は、大荒れの天気で、家でおとなしくしていた。成人の日の月曜日も、荒れた天気が続くようだが、ともあれ簡単な山に出かけたく、菩提寺山を計画した。新潟市からもっとも近く、荒天でも歩ける山となると、角田山か、この菩提寺山が挙げられる。菩提寺山には、最もコースタイムが短い門前登山口、幹線道路に面した石油の里登山口、それに大沢公園登山口がある。大沢公園からは、大平山、高立山、菩提寺山の三つのピークを効率的に周回できるが、登山口までの林道が除雪されないため、雪が本格的に積もってしまうと、登山口まで入りにくくなる。今年は、新潟平野部に雪は全く無く、大沢公園まで車で入るのには問題はないはずであった。ひさしぶりに大沢公園からの周回コースを歩きに出かけた。
 国道403号線沿いにある大沢公園の案内板に従い、林道長峰線に進む。人家の間を抜けて峠を越えると、谷間の大沢公園に出る。沢の畔に、公園が設けられている。最近は菩提寺山の人気も上がっており、6台ほどの車が停められていた。
 つり橋を渡って広場の左奥に進んだところに山道が始まっている。標識はないが、階段状に整備されており、取り付きの急坂にはロープも取り付けられている。ひと登りすると尾根上に出て、あとは迷うことのない尾根沿いの登りになる。赤松の目立つ雑木林が広がり、展望は閉ざされているが、それだけに山奥といった感じがする。雪は全く無く、枯れ草を踏んでの歩きになった。
 台地状の280mピークに出たところで、コースを右に変える。左からも踏み跡が付けられており、もう一本北側の尾根にも踏み跡が付けられたようである。ここには、「大沢公園 中央コース 25分」、「高立山 15分」という案内が付けられていた。以前には無かった標識で、このコースの名前も初めて知った。
 右に曲がって杉林の中を下っていくと、鞍部にロープが張られて、高立山へは左に曲がるように誘導されている。大平山へはそのまま直進する。踏み跡も、以前よりはっきりしていた。小ピークの上に出ると、四等三角点が見つかる。ここは大平山と呼ばれているが、山頂標識のようなものは無い。踏み跡はさらに左右に分かれて続いている。大沢公園から護摩堂山に通じる車道に飛び出すのだろうが、いずれ確かめてみる必要がある。
 鞍部に戻って、尾根沿いの道を進むと、すぐに急な登りになる。ここを登り切ると、高立山で、右手に少し進むと、山頂小屋に出る。広場になっており、西の眺めが広がっている。五頭山塊、菅名山塊、白山を眺めることができ、低山とは思えない展望スポットである。山頂部は雲に隠されていた。小屋からは、薪ストーブの煙が上がり、人声がしていた。山頂部は一層の雪に覆われていたが、いつもの冬と比べれば、暖かい日であった。
 高立山から下っていくと、林道に飛び出す。いつもの冬であれば、トレースはあるものの、雪道の歩きになるのだが、雪は無く車の轍が付いていた。
 林道歩きで、菩提寺山の登り口へ。菩提寺へは遊歩道並みの幅広の道が続いている。石仏の並んだ仏路峠に出て、右に曲がると菩提寺山の山頂に出る。ここにも小屋があり、冬場の休憩にはありがたい。
 菩提寺山から大沢公園へは、尾根沿いに良く整備された登山道が整備されている。展望台を過ぎると、じきに大沢公園に下り立つ。
 車に戻ると周辺の車も増えていた。天気が回復してきたのを見て、山に出かけてきたようである。身近な山として親しまれている菩提寺ならではである。

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