角田山

角田山


【日時】 2006年8月13日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟県
【コース】 浦浜コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】 浦浜コースは無し

【時間記録】 8:20 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、角田浜、R.402 経由)=9:20 浦浜コース登山口〜9:30 発―10:37 五ヶ峠分岐―11:00 角田山〜11:25 発―11:41 五ヶ峠分岐―12:25 浦浜コース登山口=(往路を戻る)=13:40 新潟

 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。夏は、標高も低く暑いことから敬遠されがちであるが、お盆が近づく頃、浦浜コースは、キツネノカミソリの花が群落となって咲くことから、登山者で賑わうことになる。
 ここのところ、毎年、お盆には、キツネノカミソリを見に、浦浜コースから角田山に登っている。お盆とあっては、山は大混雑になっており、わざわざ出かける気にならない。
 晴天の日になって、角田浜や浦浜は、大勢の海水浴客で賑わっていた。ふるさと会館脇の浦浜コースの登山口の駐車場も、空き地の周囲いっぱいに車が停められていたが、中央部のスペースに停めることができた。
 登山口の先で堰堤にぶつかると、左手の尾根上に向かっての階段登りが始まる。ヤブランの紫の花が登山道に沿って咲いており、目を楽しませてくれた。登山道は、丸太の階段登りが続き、汗が噴き出てきた。ひと登りすると、あずまやがあり、この付近からキツネノカミソリの花が現れる。今年は、全般的に花の時期が遅れている傾向があるが、そのおかげか、キツネノカミソリも丁度最盛期に当たったようである。
 この先で竹薮を過ぎると、キツネノカミソリの群落が広がるようになる。オレンジ色の花が一面に広がっているが、薄暗い中に咲いているので、写真を撮るのも難しい。そうかといって、光が当たっているところでは、花の色が飛んで写真にならない。登山者も大勢入っているが、他の花の山のように、大型三脚に付けたカメラをかついだ写真愛好家はおらず、地元以外にはまだ知られていないようである。
 キツネノカミソリの花があるのは、角田山の中腹までである。花が目的ならば、そのまま引き返してもよいのだが、やはり山頂を踏まないと、気持ちが落ち着かない。そのまま登り続けたが、気温も高く、汗だらだらのハードな登りになった。北アルプスの稜線を歩いている方が楽である。五ヶ峠分岐からは、傾斜も緩み、木陰の道が続くようになって、少しは楽になった。
 角田山の山頂に到着しても、木陰に腰を下ろすことになった。日向の中央のベンチに座っている者はいなかった。
 下山途中にも、キツネノカミソリの写真を撮った。大汗を流して下山した後は、家に帰って昼寝にした。地元の山ならではの、良いところである。

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