角田山

角田山


【日時】 2006年7月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
角田山・かくだやま・481.2m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:宮前コース 下り:宮ノ沢コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】 なし

【時間記録】 9:40 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=10:30 宮前コース登山口〜10:40 発―11:19 三角点―11:47 角田山〜12:06 発―12:40 林道終点―13:05 車道―13:20 宮前コース登山口=(往路を戻る)=14:20 新潟

 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている山である。各方面から登山道が開かれており、変化に富ん登山だ山歩きを楽しむことができる。

 今年の梅雨明けは遅れており、九州方面では、記録的な大雨となって洪水が起きている。この週末も、曇り時々雨という天気予報であり、土曜日は、様子見で近場の山とした。頭をひねったものの、結局、角田山に落ち着いた。困った時の角田山である。
 角田山の各コースをGPSで記録しようと思い立ったものの、まだ一部しか進んでいない。今回は、宮前コースから登って、宮ノ沢コースを下ることにした。
 宮前コースの登り口は、角田山の真北の国道402号線沿いである。以前は判りにくかったが、現在では、地元の物産店ができて、その脇に登山者用の駐車場があり、宮前コースの標識が立てられている。10台ほどの車で駐車場はほぼ一杯であったが、丁度出ていった車があったので、車を停めることができた。
 宮前コースは、知る人ぞ知るコースであったが、少し前になるが、新聞でこのコースが整備されたことが掲載されて、一般に知られるようになった。さくら尾根も非公式のコースであったが、今では雪割草見物の代表的コースになっている。
 しばらくゆるやかな雑木林の中を歩いていくと、笹藪の中の切り通し道になって、登りが始まる。以前は、ここまでが、踏み跡状態で判りにくかったが、現在では幅広の登山道が整備されている。
 山腹を巻くように登った後は、尾根道になる。春には雪割草も楽しめる道であるが、今の季節は、木立に囲まれて蒸し暑い道である。汗を流しながらの登りになった。それでも、登りや下りの登山者には結構出会った。木立が少し開けると、青い日本海と佐渡島の眺めが飛び込んできた。朝方の天気に比べると、格段に良くなってきていた。
 三角点の置かれた小ピークを越すと、一旦下りになり、釣り尾根状態の道を進むと、角田山の山頂に向かっての、一気の急登が始まる。足下が滑りやすいが、ロープも付けられているので、普通の登山レベルとしてみれば問題はない。
 急登を登り切ると、湯ノ腰温泉からの道に飛び出す。下りの際には、湯ノ腰温泉への道が幅広で直進しており、宮前コースは脇に分かれるために見落としやすいので注意が必要である。後は、緩やかな道を辿ると、角田山の山頂広場に飛び出す。
 角田山の山頂には、それなりに人はいたが、春の季節と比べるとまばらであった。広場に腰を下ろした登山者は、静かであったが、山頂の小屋の中にいる登山者の大声があたりに響いて耳障りであった。
 下山は、宮ノ沢コースに向かうことにした。このコースは、正式に整備されているものではなく、宮ノ沢に沿った山道を辿るものである。歩いたことのある者は結構いるかもしれないが、コースの名前自体は、定まっていない。
 宮前コースの急な尾根道を下っていくと、鞍部に向かって右にコースを変える。ここを直進して、尾根をそのまま下っていくのが宮ノ沢コースである。分岐付近は夏草が茂っていたが、踏み跡自体はしっかりしている。尾根を一気に下っていくと、沢の二股に下り立つ。一旦、左に沢をまたぐと、杉林の中に延びる山道に出る。少し下ると、沢の右岸に移り、じきに堰堤に飛び出す。あとは未舗装の林道の歩きが続く。登りはコース判断が難しいが、下りは問題なく歩けるであろう。別荘地なのか、人影の無い建物が現れると、その先で、シーサイドラインの車道に飛び出す。後は、少々の車道歩きで、宮前コースの登山口に戻ることができる。
 車に戻って着替えをした後、角田浜の海水浴場をのぞいていくことにした。砂浜の大駐車場には、車はまばらで、浜辺に出てみると、家族連れが水遊びをしている程度であった。この海水浴場は、群馬県あたりの県外から訪れる者が多いようなので、昼から青空が広がったのでは、人が集まらないようである。長梅雨の影響は、海の家の営業を直撃しているようである。山の方も、そろそろ長梅雨の影響が気になるところである。

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