月山

月山


【日時】 2006年5月28日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
月山・がっさん・336.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/越後豊川
【コース】 廣瀬神社より周回
【ガイド】 緑に親しむ新潟県森林浴の森100選(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:30 新潟=(R.49、津川 経由)=10:15 上川村郷土資料館―10:40 四等三角点ピーク―11:25 月山〜11:43 発―12:00 小山登山口―12:40 上川村郷土資料館=(往路を戻る)=14:30 新潟

 月山は、会越国境の御神楽山の登山口にあたる上川村にある丘陵である。山頂付近には、ブナ林が残り新潟森林浴100選にも選ばれ、ハイキングコースとして整備されている。

 前日の越後駒ヶ岳は、予想以上のハードな山行になった。体力もそうだが、気力を消耗し、天気も雨になるようであったので、軽い歩きですませることにした。上川の月山は、以前にも登っているが、スノーシュー歩きであったため、再度歩くことにした。
 月山に登るには、上川村役場に車を置かせてもらうのが良い。到着してみると、役場は、上川村郷土資料館に変わっていた。町村合併で、上川村は無くなって阿賀町に変わっている。
 山裾を南に辿った廣瀬神社の鳥居が月山登山口の目印である。ブランコも置かれた空き地を通り過ぎると、杉林の中の登りが始まる。裸電球が、参道に沿って吊されているが、夜のお参りをする習慣があるのだろうか。杉の植林地の中の面白くない登りと思ったら、下生えに、テンナンショウの花がいくつも鎌首を持ち上げていた。ここのところお馴染みになった、ヒロバテンナンショウとは、花が茎の天辺についているのが違っていた。図鑑を調べると、コウライテンナンショウのようであった。杉林の下生えといっても、良く見れば、面白いものが見つかる。
 パイプの手すりも設けられた石段を上ると、廣瀬神社のお堂の前に出た。登山道は、お堂の背後に続いていた。ひと登りで四等三角点の置かれた小ピークに到着した。このピークは、周囲の展望も開けているのだが、あいにくと雨が降り出して、風景は霞んでいた。麓の河原で、消防団の訓練が行われているようで、吹奏楽の音が聞こえていた。麓の音が筒抜けなのも、里山らしい。
 ナルコユリやヤマツツジの花を眺めながらの歩きになった。小さなアップダウンがあり、軽く汗を流すには良いコースであった。規模は大きくはないが、ブナ林も広がっている。
 月山山頂の手前で一旦右方向にトラバースすると、小山からの登山道に飛び出す。ここを左に曲がるとすぐ先が山頂である。雨が本降りとなり、お堂の軒下で腰を下ろしてひと休みになった。
 小山方面の登山道は、表参道であったのか、幅広く、古い石段や、石灯籠も現れる。一気に下っていくと、杉林の谷間に入り、最後は田圃の脇に飛び出す。ここには、登山口の標識が置かれているが、これがなければ、この入口は判りにくい。先回は、雪に埋もれていて、県道までの道順も判りにくかったが、今回は、問題のない車道歩きであった。最後は、少々長く感じられる車道歩きで、車に戻った。

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