藻岩山、丸山

藻岩山、丸山


【日時】 2005年6月1日(土)
【メンバー】 藻岩山:4名 丸山:2名
【天候】 晴れ 

【山域】 札幌
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 藻岩山・もいわやま・536.8m・三等三角点・北海道
【コース】 藻岩山ロープウェイ
【地形図 20万/5万/2.5万】 札幌/札幌/札幌
【ガイド】 なし

【山域】 札幌
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 丸山・まるやま・225.4m・三等三角点・北海道
【コース】 丸山公園
【地形図 20万/5万/2.5万】 札幌/札幌/札幌
【ガイド】 なし

【時間記録】 13:00 藻岩山=14:50 丸山登山口―15:20 丸山―15:47 丸山登山口

 藻岩山は、札幌市街地の南に接する山で、ロープウェイも架かり、市街地の展望を楽しむ観光の山になっている。
 丸山は、藻岩山の北に位置し、山麓には動物園も設けられている丸山公園が広がっている。市街地に接していながら、自然が良く残されている。

 学会出張で札幌に出かけることになった。今回は登山の用意をしなかったが、移動日初日の午後は時間があいているため、街着でも登れる山として、藻岩山と丸山を考えた。
 新潟から新千歳へは、飛行機でひと飛びであった。時間が短いのは良いが、旅をしているという気分は稀薄である。日本百名山巡りで北は利尻岳から南の屋久島までアプローチには、飛行機を使わなかったのは、山旅としてのこだわりであった。車で移動することによって、日本の広さを実感できたが、飛行機では、ただ運ばれるだけである。
 すすき野近くのホテルに荷物を置いて、ラーメン横町で昼食にラーメンを食べた。ラーメンブームとあって、各地で凝った味のラーメンを食べることができる今となっては、ここのラーメンは、味も普通、値段は高めで、観光用という感じがした。
 すすき野から市電に乗って、藻岩山に向かった。電車の中にロープウェイの割引券が置いてあり、運転手のパンチをもらうと、1100円のとこrが200円割引になった。
 市電の停留所から坂道を上ったところにロープウェイの駅があった。一気に高度を上げると、眼下に札幌市街地の眺めが広がった。山頂駅からは、シャトルバスが出ており、山頂まで送迎を行っていた。リフトも架かっているが、運休していた。
 藻岩山山頂へは、車道も上がってきており、直下には大きな駐車場が設けられていた。山頂はレストハウスの建物で占領されていた。地図を見ると、藻岩山の山頂には、三角点マークが二つ接するように並んでいるのが目にとまる。建物の北側に回り込むと、軒下に、円錐形のコンクリートに囲まれた三角点を見つけることができた。地図での位置関係からすれば、もう一つは建物の屋上ということになる。
 レストハウスの中に入ると展望台になっている屋上に上ることができた。屋上の片隅に、櫓状のモニュメントがあり、その下に三等三角点が置かれていた。おそらく建物を建てる時に、軒下に移動させ、さらに建造後には屋上に設置しなおしたため、二つの三角点が山頂に置かれることになったのであろう。
 山頂からは、丸山を一段下に、遠く手稲山を望むことができた。さすが北海道の山とあって、手稲山は残雪をまとっていた。平日にもかかわらず、ハイカーが山頂に登ってきていたが、三角点を気にするような者はいなかった。当然といってよいか、GPSを持っているものは私だけであった。
 ロープウェイで藻岩山を下りて、続いてバスに乗って丸山公園に移動した。丸山公園に入っていくと、西国四十八ヶ所巡りの参詣所があり、丸山への登山道が始まっていた。良く整備された登山道が続いていた。つづら折りの登りで、汗が湧いてきた。昼のラーメンの汁を飲んだおかげで喉が乾いてきたが、水は持っていなかった。登山道脇には、石仏が一定の間隔で置かれていた。地図には丸山原生林と書かれているが、市街地に接しているにもかかわらず、自然が良く残されている山であった。
 平日にもかかわらず、歩いている者は多かった。動物園口への道との分岐に出て、左にひと登りすると、丸山の山頂に到着した。山頂は岩場になっており、眼下には札幌市街地の眺めが広がっていた。
 ひと休みの後に動物園口に向かって下山した。一気に高度を下げると、動物園のフェンス際に出て、山腹を巻くと、登り口に戻ることができた。
 喉が渇いたため、地下鉄で大通り公園に出て、戸外のカフェテラスでビールを飲むことにした。テレビ塔の下で、ビールを見つけることができ、コロッケをつまみに、喉の渇きをいやすことができた。翌日からは仕事が控えているが、充実した移動日になった。

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