大平山

大平山


【日時】 2005年5月28日(土)
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り 

【山域】 朝日連峰周辺周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 大平山・おおだいらやま・560.8・二等三角点・新潟県
【コース】 南大平ダム湖公園より
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/塩野町、小国/越後門前、越後下関
【ガイド】 新にいがた花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:00=(R.7、蓮野IC、R.113、R.345、神林、南大平 経由)=9:20 南大平ダム湖公園〜9:43 発―9:52 公園見晴らし台―10:16 臥牛展望―10:31 佐渡展望―10:59 大平山―11:34 三市村境界〜11:48 発―12:26 板東沢―13:05 林道分岐―13:55南大平ダム湖公園=(往路を戻る)=16:00 新潟

 大平山は、村上の南東部、朴坂山塊と光兎山の北に位置する山である。登山口の南大平ダム湖周辺は公園として整備されている。
 大平山に新しいコースができたということが耳に入っていた。ここのところ遠出が続いており、風邪からも完全には回復していなかったことから、近場の山ということで大平山に出かけることにした。
 大平山は、98年に登って以来ということになる。木原木山の山裾を抜けていくと、南大平ダム湖公園に到着する。天体観測施設やバーベキュー広場など、アウトドア施設がきれいに整備された公園であるが、この公園の知名度は高くはないようで、駐車場には、登山者のものと思われる車が4台あるだけで人の姿は見えなかった。
 登山ポストの脇から草地に沿った幅広道を登っていくと、登山道が分かれた。階段登りを交えながら、ひと汗かくと、尾根上に到着した。公園見晴らし台という標識が立てられていたが、木が延びており、見晴しは良くなかった。そのすぐ先にあずまやが立てられていたが、たいていは公園見晴らし台で休んでしまっているので、このあずまやを利用する者はいないであろう。
 杉林に囲まれ見晴しの利かない道が続いた。小さなアップダウンがあり、汗がふき出てた。途中には、臥牛展望や佐渡展望といった休憩スポットも作られていたが、曇り空のため、展望を確かめることはできなかった。
 北西尾根を合わせて、右にコースを変える頃から、ブナ林が広がるようになった。新緑のブナ林は美しかったが、登山コースの大部分は杉の植林地であったことは残念である。大平山の山頂もすぐ近くかと思ったが、ピークを一つ越えていくために、もうひと頑張りが必要であった。
 人声が耳に入ってきたと思うと、大平山の山頂に到着した。団体が休んでいた。酒を飲んで火もおこしており、すっかり腰をすえていたので、来た道をそのまま戻るようであった。山頂の標識には、登ってきたコースは3.2km、下山予定の南俣コースは6.9kmと書かれており、もう少し先に進まないと、半分を歩いたことにならない。山頂からは光兎山の眺めが広がっていたが、曇り空のために霞んでいた。
 そのまま先に進んだ。ブナ林の中の歩きが続いた。登山道が開かれてから時間が経っておらず、歩く者も少ないためか、足下に切り跡を踏みながらの歩きになった。579mピークを越えて、再び登りに汗を流すと、三市村境界ピークに到着した。ここが周遊コース上での最高点になる。すっかり汗をかいてしまい、昼食に開けたビールがうまかった。
 新しい南俣コースの急な所にはロープも掛けられていた。石川の谷越しに大平山の山頂を振り返り見ることができた。長く感じられる下りが続いた。喉が渇いて水の消費量もいつになく多かったのも、体調が完全でないためかもしれない。
 途中で林道への分岐をそのまま通過して、尾根沿いの道を進んだ。最後にダム湖の畔に出て、西の堰堤下流部を丸太橋で渡ると、車道に上がることができた。
 今回の周遊コースは、下山に時間がかかるため、ファミリーハイクならば、来た道を戻る方が良さそうである。新しい登山道が開かれたが、今後の利用状況が気になるところである。

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