東俣山

東俣山


【日時】 2005年3月13日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 西会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 東俣山・ひがしまたやま・410.8・三等三角点・新潟県
【コース】 川谷より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/徳沢
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:00 新潟=(磐越自動車道、津川IC、R.49 経由)=9:00 川谷〜9:45 発10:04 清水―10:30 尾根上―11:00 東俣山〜11:10 発―11:22 尾根上―11:32 清水―11:48川谷=(R.49 経由)=14:20 新潟

 東俣山は、西会津町の新潟県津川町との県境近くにある山である。
 前日の飲み会では酒を口にせずに家に帰ったが、宴会につきあうだけでも疲れた。昨日の雪も、新潟では朝には上がっていたため、山に出かけることにした。早起きとはいかなかったため、簡単な山ということで、49号線で福島県境を越した先の川谷集落の西にある東俣山に登ることにした。この山なら、県境付近の山の雪の状態もうかがうことができる。
 磐越自動車道で安田付近にさしかかると、本降りの雪になった。家を出る時にこの天気であったなら、そのまま布団に入り直していただろう。津川で高速を下りて、R.49を走った。県境を越し、登山口の川谷集落へ入るには、左折してトンネルで国道の下をくぐるので注意する必要がある。集落を過ぎると、鬼光頭川の左岸沿いの道になる。道路にも新雪が10センチ程ほど積もっており、坂道で止まったら、発進の時にタイヤがスリップした。
 取り付きは、川が東に大きく蛇行している部分の枝尾根からと思っていたのだが、道路脇が崖状になっていたため、集落寄りの橋を渡った先からにした。雪に埋もれていたが、杉林の中に林道が上がっていた。
もう一つの可能性としては、西川に通じる車道を進んでから、その峠部から稜線伝いにとも考えたが、この林道は雪に閉ざされていた。地図上では、西川には数軒の建物があるように書かれているのだが、離村状態になっているのだろうか。
 道路脇でスノーシューを履いて、林道に進んだ。杉林の中に林道が続いていた。地図には畑マークが書かれているが、杉の植林地に変わっていた。台地を抜けていくと、岩清水が流れ出ており、その先の尾根に取り付いた。
 雑木林の尾根は、木の間も開いており、歩きやすかった。ひと登りすると、北東の白板方面に続く尾根にのって、西に方向を変えることになった。ここまでは、雪の上には膝下のトレースが刻まれていたが、風が吹き抜ける所では雪も締まってきた。登りが終わって山頂到着かと思ったが、もう少し先であった。低山では、山頂も明瞭でないため、現在位置の確認がかえって難しくなる。特に難しいところもなく山頂に到着したが、これも地図上で引いたコースが良かったからということになる。
 東俣山の山頂は木立に囲まれていて、南東の蝉峠山が見える程度であった。雪も止んでいたため、腰を下ろして食事を取り始めると、雪がバサバサと降ってきて、下山へと追い立てられた。3月も半ばというのに春は遠いようである。

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