井戸小屋山

井戸小屋山


【日時】 2004年10月31日(日) 日帰り
【メンバー】 峡彩ランタン会会山行
【天候】 曇り

【山域】 会越国境
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 井戸小屋山・いどこややま・902・なし・新潟県
【コース】 棒目貫先の林道より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/安座
【ガイド】 なし
【温泉】 七福温泉 500円

【時間記録】 6:00 新潟=(磐越自動車道、上川、七名、棒目貫 経由)=7:20 林道入口〜7:42 発―8:08 尾根取り付き―11:26 井戸小屋山〜14:12 発―15:55 尾根取り付き―16:15=(往路を戻る)=18:30 新潟

 峡彩ランタン会の会山行で、御前ヶ遊窟への山行が計画された。ソーケイ尾根よりは安全に下山できるコースとして、井戸小屋山経由下山のコースを提案した。9月26日に、リーダーの佐藤さんとこのコースを歩き、偵察の協力をした。本番は、横浜で学会があって参加しない予定であったのだが、中部地震で上越新幹線が不通になり、飛行機でわざわざ行く程でもないので、学会は欠席とした。予定が空いたので、会山行の井戸小屋山班に急遽参加することにした。
 前夜の夕方から本降りになったが、朝には雨は止んでおり、予定通りに山行を行えることになった。棒目貫の先の御前ヶ遊窟登山口で本隊と分かれ、車道を先に進んで峠に向かった。峠から分かれる林道ゲートの鎖は外されていたが、時間も余裕があることから峠から歩き出すことにした。
 しばらくの林道歩きの後、杉の植林地の縁を辿っての尾根沿いの登りが始まったが、リーダーのキノコの解説やら、草刈りで足が止まってしまった。いつものペースがみだされると、山行記録を書くための記憶もあいまいになる。いずれにせよ、これが今年三度目の井戸小屋山であり、翌週にもこのコースを歩く予定とあっては、山行記録も新しいことを書きようがない。
 伐採地に上がると、津川方面の展望が広がった。尾根の延長部は急斜面になるため、杉の植林地をトラバースして、尾根を乗り換えてから登った。
 偵察も二回行われ、その際に鉈もふるわれて、踏み跡の判りにくい所も大分整理され判りやすくなっていた。紅葉の美しい所もあり、秋の山を楽しむことができた。登りの途中、痩せ尾根からは、御前ヶ遊窟の上の岩塔も望むことができたが、逆光のため、写真撮影は、下山の時に期待することにした。
 井戸小屋山に到着し、リーダーと2名は、御前ヶ遊窟に向かった。酒を飲んで待つうちに、本隊も到着し、狭い山頂いっぱいに腰をおろしての宴会になった。これからソーケイ尾根を下るのでは、宴会をやっている余裕はないところであろう。
 3時間の宴会の後に下山を開始した。峠からは、運転手を運んで車回しをするはずであったが、先頭がそのまま車道を下っていったため、下山口がどこかもあいまいになった。
 無事に御前ヶ遊窟山行は終わり、井戸小屋山コースは役に立ったようである。今後、御前ヶ遊窟登山の際に井戸小屋山コースが利用されることも多くなるかとも思われるが、井戸小屋山コースは下山のための裏口コースと考えるべきである。御前ヶ遊窟は、しじみ沢から登ってこそ価値がある。また、井戸小屋山経由で御前ヶ遊窟最高点に達することは容易であるが、御前ヶ遊窟へはスラブの下降気味のトラバースがあり、不用意に進むと事故を起こす可能性が高いことを注意する必要がある。

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