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弥彦山


【日時】 2004年3月27日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【コース】 八枚沢登山口より
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:00 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=7:55 八枚川登山口〜8:25 発―8:53 縦走路分岐―9:39 能登見平―9:54 妻戸山分岐―10:02 弥彦山〜10:07 発―10:14 妻戸山分岐―11:58 八枚川登山口=(県道新潟・寺泊線、岩室、間瀬、R.402 経由)=16:30 新潟着

 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。山頂へのロープウェイや山岳道路によって観光地化が進んでいるが、一歩脇に入れば自然は良く残されている。
 雪割草が咲き出したとの話を聞いていたが、雪山に足が向いてしまい、なかなか行く機会がなかった。この週末は、花の盛りになりそうなため、一日をお花見、もう一日を雪山にあてることにした。今週と来週が一番の人出になりそうであったため、ゆっくり写真撮影ができそうな、八枚川登山道に出かけることにした。
 駐車スペースが心配であったため、早めに家を出た。到着してみると、4台程の車があっただけで、登山口脇の広場に車を停めることができた。早く登っても花が開いていないので、しばらく車の中でコーヒーを飲んで休んでいた。他の登山者が到着して出発していくのを見ているうちに、待ちきれずに歩き出すことになった。
 まずは、雨乞山分岐への道に進んだ。雪割草の花はまだ開ききっていないものが多かった。縦走路近くになると、カタクリの花が目立つようになった。花を覗き込みながらのユックリペースで登った。縦走路に合流すると、花はめっきり少なくなったが、エンレイ草の群落を見ることができた。展望も良く、青い日本海の向こうに佐渡ヶ島を望むことができた。尾根道は日本海からの風当たりが強いため、花の時期は遅れるようであった。
 能登見平で西生寺からの裏参道を合わせると、妻戸山との分岐までは、意外に体力を使う登りが続く。中継基地の脇からの最後の登りは、登山道は泥だらけになっており、足元に注意が必要であった。弥彦山の山頂は、昼食には時間が早いためか、数組が座りこんでいるだけで、静かな感じであった。大きく弧を描く日本海の海岸線の向こうには、米山が白いピラミッド型の姿を現していた。新潟平野の向こうには、菅名山塊や白山・粟ヶ岳も白い連なりを見せていた。
 下山は妻戸尾根に向かい、ここからは、花の写真撮影に専念することになった。キャノン EOS Kiss デジタル18-55mmズームにクローズアップレンズNo.3を付けて撮影した。このカメラは、昨年の暮れに買ったため、花の写真にはあまり使っていない。ニコンD100と比べると、重量が軽く、首に下げていても苦にはならないのは山で使うには有りがたい。クローズアップレンズではどうかなと思っていたのだが、撮した画像をみるとそう悪くはない。マクロレンズを買ったとしても、山に持っていくのは大変なので、クローズアップレンズを使いこんでみることにしよう。
 登りや下りの登山者にも多くすれ違ったが、行列を作るというようなことはなく、落ち着いて写真撮影を続けることができた。
 ゆっくり歩いても登山口に着いてしまったので、その後は、田ン浦の奥の鉱山道に回り、花の撮影を続けることにした。この駐車場も車で一杯になっており、路肩駐車になった。鎖場の先のつづら折りを過ぎると花も少なくなったので引き返した。
 雪割草が満開になり、カタクリも咲き始めた。越後の春はいよいよ本番である。

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