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代官山、金子峰


【日時】 2003年12月6日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 加茂丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 代官山・だいかんやま・136m・なし・新潟県
【コース】 吹谷橋より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【ガイド】 なし

【山域】 加茂丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 金子峰・かねこみね・118m・なし・新潟県
【コース】 曲谷より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【ガイド】 なし
【温泉】 七谷コミュニティーセンター 100円 備品無し(沸かし湯)

【時間記録】 6:50 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、加茂、黒水、R.290 経由)=8:05 吹谷橋〜8:19 発―8:33 林道の峠―8:59 代官山―9:27 林道―9:39 吹谷橋=(R.290 経由)=9:58 舗装部終点―10:09 尾根上―10:30 157mピーク―10:40 金子峰―10:54 林道―11:16 舗装部終点=(往路を戻る)=13:30 新潟

代官山は、加茂の南部に広がる丘陵の下田村にあり、国道290号線の北側に位置する山である。地図上では、周囲を林道や破線が取り巻いているものの、山頂への道は無い。
 金子峰は、加茂丘陵のうち、加茂市と下田村の境界に位置する山である。山頂付近を二本の送電線が通過しており、曲谷から林道が通じている。山頂は、明確なピークとなっていない。

 今週は、母の入院騒ぎで終わってしまった。金曜日の晩に新潟に戻ってきたものの、山の計画も考えておらず、天気も悪そうなため、先週に引き続いて加茂丘陵の山に出かけることにした。
 代官山へは、R.290の吹谷橋脇から始まる林道が、東の肩を通過しており、この峠部から藪コギをすれば良さそうであった。現地に到着してみると、林道は関係者以外は進入禁止とあり、林道入口脇に駐車スペースがあったので、ここからの歩き出しになった。
 林道を歩いていくと、谷間には養鯉池が設けられていた。峠に着いてみると、右手の稜線沿いに林道が分かれていたが、左手の代官山方面は、笹原が広がっていた。楽をすることはできず、藪コギの覚悟を決めた。
 笹は葉が落ちていたが、茎が体に当たって、ポキポキと折れる状態であった。下半身に突き刺さる状態のため、進むスピードは上がらなかった。小さな高まりを越した先で、掘り割りのような段差があり、城跡の横掘かと思ったら、林道跡であった。元は植林のための作業道のようであったが、完全に笹に覆われていた。高みに向かって藪を進んだ。地図では、峠から山頂までは直線のように見えたのだが、尾根が合わさってコースが変化するので油断ができなかった。
 杉が生えた高まりに到着し、GPSを見てここが山頂と判断した。ただ潅木の藪が広がるだけで、他に人が登っているような鉈目や赤布といった痕跡は見当たらなかった。登山の対象とはならない山のようであった。
 下りは、峠脇の高まりを越すのを避けて林道跡を辿ってみたが、笹がうるさく、林道に向かって下りようとせずに続くので、すぐ下に見える林道に向かって笹藪を下った。
 代官山に続いて、近くの金子峰に向かった。金子峰は、以前、下条川ダム南部の高舘山の麓を通過する林道から登って、大丸山へ周遊しようとしたが、道が途中までしかなく諦めたことがある。今回は、曲谷の集落から金子峰の山頂近くに通じる林道を使うことにした。送電線の巡視路も兼ねているはずで、このコースなら登れるはずであった。
 集落の奥に車道を進むと、谷の奥で舗装が終わり、その先は急に道幅が細くなったので、ここから歩き出すことにした。田圃脇を歩いていくと、左にも林道が分かれた。この道は、地図に破線として書かれている道のようで、金子峰へは、この道でも登れそうであった。周遊コースとして歩いた方が面白いため、この道に進んだ。この林道は、砂利が新しくまかれて、整備の手が最近加えられているようであった。ジグザグを何回か繰り返すと、稜線上に出た。頭上を送電線が通過しており、それに沿って林道は先に続いていた。この送電線は、中越B線で、北側を通過するのが中越A線のようであった。
 平坦な道を辿ると、伐採地の脇に出て、粟ヶ岳から白山にかけての眺めが広がった。うっすらと雪は見られるものの、本格的な積雪にはなっていないようであった。
 谷を巻いた先のピークが、金子峰の隣の157mピークであった。ピーク一帯は、杉の植林地になっていた。歩いてきた林道は、ピークの上に続いていたので、最高点を踏んでいくことにした。
 金子峰へは、少し戻った所から分かれる道に進んだ。道は急に細くなったが、すぐ先で稜線上に出ると、再び良い道に変わった。緩やかな道が続き、気がつくと、GPSの表示は山頂を越していた。金子峰はどこが山頂か判らないような山であった。山名が記載されている場所がずれていることもあるので、付近で一番高そうな道路脇の藪を踏んでみた。先に上ってきた157mピークの方が山らしく、金子峰と名前が付けられていても納得がいくのだが。
 金子峰、といっても平らな稜線の一点ではあるが、から林道が下っていた。入口には、無断立ち入りを禁ずという表示があったが、下山するだけなので通してもらうことにした。杉林の中を下っていくと大して時間もかからずに、谷間の田圃脇に下り立った。下にも立ち入り禁止の標識があるので、トラブルを避けるには、行きに使った林道をそのまま戻るべきであろう。
 車に戻るには、田圃脇の歩きが意外に長く感じられた。雨が降り出し、足を速めることになった。昼前から雨という予報が当たってしまったようである。
 雨が降り出したこともあるが、夜はオペラのカルメンを見に行く予定が入っていたので、山は終わりにした。
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