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笠峰


【日時】 2003年6月8日(日) 日帰り
【メンバー】 峡彩ランタン会会山行(17名)
【天候】 曇り

【山域】 白山・粟ヶ岳山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 笠峰・かさみね・483.8m・三等三角点・新潟県
【コース】 松平橋より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/越後白山
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:00 新潟発=(新津、加茂、黒水、下高柳、上高柳 経由)=8:15 林道幸谷線途中〜8:25 発―8:32 笠峰登山口―8:47 送電線分岐―10:05 笠峰〜11:30 発―12:28 小乙・高柳分岐〜12:37 発―13:05 橋立〜13:16 発―13:40 小乙・高柳分岐―14:18 宝蔵山登山口―14:38 林道幸谷線途中=(往路を戻る)=16:00 新潟着

 新潟平野の縁に沿ってひろがる白山粟ヶ岳山塊は、白山から宝蔵山、さらに鞍部の橋立を経て、権ノ神岳から粟ヶ岳に続いている。橋立への麓からの登山道としては、上高柳と小乙からの道が利用されているが、橋立から西に延びる稜線が二つの集落を隔てている。この稜線上にある三角点ピークが笠峰である。
 2000年11月23日に中大谷登山口から宝蔵山に登った帰りに、尼池山下の鉄塔から高柳方面に下っていく管理道の下り口の偵察に上高柳に回った。その時に、笠峰登山口の標識をみつけ、数日後の11月26日に登りに出かけた。その際に、なんの拍子か標識を見誤り、「笹峰」として山行記録をまとめたが、正しくは笠峰である。過去に遡って、記録の訂正を行う。
 峡彩ランタン会の会山行をまかされ、軽いハイキングの山で、人には知られていない山として、笠峰を選んだ。登山道が開かれているにもかかわらず、知られていないため藪に帰ろうとしているので、少しでも歩く者が増えるようにという思いを込めてのことである。今回の山行では、予想以上に大勢の参加者が集まり、その点では感謝している。
 4月19日に偵察がてら歩いたばかりであるため、幾つかの要点のみとして、コースの紹介は省略する。
 歩き始めて、草が茂ってコースが判り難くなっていたのは、予想以上であった。杉林の中では、コースを辿るのに細心の注意が必要であった。GPSも谷間と杉の植林地のために働かず、目で道を確認しながら歩く必要があった。また笠峰から先の尾根道も、灌木の葉が茂ると、足元がみえずらいヤブコギ状態になっていた。このコースを始めて歩くには、春先か秋の、葉の落ちた時でないと難しそうであった。
 白山・粟ヶ岳山塊ということで、実はヒルの心配をしていた。季節が悪いといえば、6月に低山ハイクを計画するのがまず一番の問題ではある。指先にヒルが取り付いて、払い落としたものが一名。足に吸い付かれて、出血状態になった者一名という結果になった。先頭の私自身は、被害はなかったし、休みごとにズボンをめくって確かめていたが、ヒルにはお目にかからなかった。川内山塊の一画とあって、ヒルはいるものの、密度は高くはないようであった。
 巡視路から分かれて笠峰までのルートは、GPSが働かず、トラバースと登りを短い間隔で繰り返すため、非常に判りにくい。先回、とぎれとぎれのGPSトラックから推測して地図上に引いたコースは、少し違っていた。実際には、斜めに高度を上げていって、最後の尾根に取り付くようであった。あらためて、コースを書き直すが、これでも疑問な所もある。
 笠峰は、積雪期に登るのも面白そうである。地図を見ると、上高柳から送電線鉄塔まで林道が延びているようである。そこからは、積雪期ならば、ひと登りで笠峰に到着である。雪山ハイクに良さそうなコースで、今度の冬の楽しみである。

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