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薬師山


【日時】 2003年2月8日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 守門岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
薬師山・やくしやま・543m・なし・新潟県
【コース】 林道入口より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/守門岳/穴沢
【ガイド】 なし
【温泉】 守門温泉SLランド青雲荘 500円

【時間記録】 8:00 新潟発=(北陸自動車道、中之島見附IC、、R.8、川崎北、R.351、栃尾、R.290、貫木 経由)=9:50 林道入口の橋〜10:04 発―10:23 林道分岐―10:38 430m小ピーク〜10:42 発―11:20 薬師山〜11:44 発―12:01 430m小ピーク―12:05 林道分岐―12:23 林道入口の橋=(往路を戻る)=15:20 新潟着
 薬師山は、守門岳の代表的登山口である二分の手前の大宿集落の背後の西川右岸に聳える山である。
 今週の半ばに風邪を引き、ようやく回復したものの、体力に自信が持てない状態であった。適当な低山を考えた。薬師山には、昨年の12月21日に栃尾の高野山に続いて登ろうとしたが、雪が少ないのを見てやめたしまい、課題の山になっていた。
 平成12年8月発行の「穴沢」の地図には、薬師山の南で西川を渡り、山の西側を半周する林道が新しく記載されている。この林道から入り、南西の尾根を登ろうという計画を立てた。
 青空が広がり、春を思わせる陽気になった。国道から分かれて西川沿いの道に入ると、前方に真っ白な山頂の守門岳が姿を現した。橋の手前の路肩に車を停め、歩き出す準備をした。山頂ははっきりしているので、GPSの必要は無いが、歩いた軌跡ををとるためにセットした。目標がはっきりしているなら、器械に頼らない方が、気楽な歩きができる。
 林道には、人が歩いた跡は全くなかった。気温が高いためか、雪はグズグズで、スノーシューを履いても、足が重く感じられた。大きくヘアピンカーブを描く林道を登っていくと、送電線が頭上を通過し、林道の分岐に出た。雪の下には畑もあるようで、薬師山の山腹には杉の植林地が広がっていた。林道から分かれて、高みに向かっての登りを始めた。一歩ずつ雪を踏み固めながらの登りで、ペースはゆっくりのものになった。スピードが遅いのは、風邪で体力が弱っているためだけではなく、雪質が悪いせいであった。
 430m小ピークに上がると、薬師山の山頂が目の前に姿を現した。下から見えていたのは、その途中までのようであった。一旦僅かに下った後にひと登りすると、杉木立が広がる尾根に出た。ここからは、山頂めざしての最後のひと頑張りになった。足を止めて風景に目をやると、権現堂山塊や、毛猛山塊の眺めも広がっていたが、肝心な守門岳の眺めは山頂に着くまで、お預けになった。足を前に出しているうちに山頂は次第に近づいてきた。
 薬師山の山頂は、台地状で木立に囲まれていた。宗教関係のお堂や祠といったものは見あたらなかった。山頂の北の縁に腰をおろした。灌木の枝がややうるさいものの、守門岳が目の前に大きく広がっていた。大岳や守門岳に至る登山道のある尾根も目で追うことができた。1時間15分の登りの山であったが、今日の体力では、これで精一杯であった。
 青空と雪山の眺めを楽しみながら山を下り、後は温泉をめざした。

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