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平地山


【日時】 2001年1月20日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 権現堂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 平地山・へちやま・336.5m・三等三角点・新潟県
【コース】 藪神発電所より
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小平尾
【ガイド】 なし                      

【時間記録】 6:40 新潟発=(関越道、堀之内IC、R.17、四日市町、R.252、今泉 経由)=8:20 藪神発電所〜8:40 発―9:19 240mピーク―9:50 平地山〜10:25 発―10:38 240mピーク―11:10 藪神発電所=(往路を戻る)=13:30 新潟着

 平地山は、権現堂山塊に属し、下権現堂山から南東に延びる尾根の末端にある山である。2万5千分図では、「小平尾」の右下の片隅にあり、下権現堂山と続いていることを見落としやすい山である。R.252を車で通る時、下権現堂山の山頂から下に目を動かしていけば、破間川の右岸に、低いながらも自己主張している平地山を見ることができる。
 前日に続いてスノーシュー歩きをするため、今度は方向を変えて、小出方面に出かけることにした。権現堂山塊にある、小貫木山か平地山を考えた。高速道で小出に近づくと、雲が多く、権現堂山の山頂部は隠されている状態であった。簡単そうな平地山に登ることにした。
 平地山へのルートは、地図をみる限りでは、藪神発電所から南西尾根を経由するか、南東の長松の神社マークあたりから登るのが良さそうに思えた。現地に着いてから登るコースを決めることにした。藪神発電所に到着してみると、ホースで水を流しており、駐車スペースが確保されていた。長松に向かっても、車の置き場所に困る事も考えられたので、ここから歩き出すことにした。スノーシューを履いて、歩き出した。
 発電所の一段上に、溜池があり、そこまでは踏み跡があったが、それより上は動物の足跡が見られるだけであった。灌木帯の登りになった。時折木の枝を手ではらう必要があったが、歩きづらいという程ではなかった。240mピークに登り付くと、平地山が、台形の山頂を高く見せていた。その山頂まで登るには、頑張る気持ちを奮い立たせる必要があった。僅かに下ってから、平地山への登りに取りかかったが、雪も深く、木の枝を頼りに体を持ち上げるようなところもあった。
 傾斜が緩むと平地山の山頂に到着した。平地山の山頂は、一面の雪原となり、山頂部は僅かな高まりになっていた。平地山の山頂からは、一旦下った後に下権現堂山に至る稜線を目で追うことができた。上権現堂山は雲で霞んでいるのが残念であった。振り返れば、藪神発電所から登ってきた尾根を一望できた。眼下には、魚沼平野の展望が広がり、只見線を走る二両編成の列車が、鉄道模型のように見えていた。
 曇り空であったが、気温は高く、雪の上に腰をおろして休むことができた。小さいながらも、お山の大将の気分を味わうことのできる山であった。1時間30分の登りで、途中に危険箇所もないことから、初心者を連れてのスノーシュー歩きに良いコースと考えられる。
 下りは、一気に山を下ることができたが、息は切れて、時間は早いが、山は終わりにすることにした。

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