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草平山


【日時】 2001年1月19日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 草平山・くさだいらやま・383m・なし・新潟県
【コース】 漆沢より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/御神楽岳/越後豊川
【ガイド】 なし
【温泉】 みかぐら荘 250円(温泉まつり期間中で半額)

【時間記録】 8:20 新潟発=(R.49、津川、上川、広谷 経由)=10:10 漆沢〜10:24 発―10:46 尾根取り付き―11:06 蕨峠分岐〜11:13 発―11:25 草平山〜12:03 発―12:11 蕨峠分岐―12:12 尾根取り付き―12:38 漆沢=(往路を戻る)=15:30 新潟着

 草平山は、上川村の漆沢と小手茂の集落を結ぶ車道の蕨峠の南西にあるピークである。近くにある月山が、ハイキングコースもあって知られているが、草平山は登山の対象にはなっていない山である。
 そろそろ山の雪も多くなっているはずで、スノーシュー歩きのために、適当な山を考え、津川の奧の草平山に目がとまった。かなり山の奧にあるが、近くに集落があるため、そこまでは除雪がしてあるはずであった。漆沢から蕨峠までの車道を進み、その途中から、尾根に取り付くことにした。
 津川を過ぎて上川村に入ると、途端に雪が多くなった。漆沢の集落の先で除雪は終わっていた。除雪がされなかった昔は、このような集落の人々は、どのように冬を過ごしていたのであろうか。
 除雪終点部に車を停めて、スノーシューを履いて歩き出した。雪に埋もれた車道の歩きは、体力も必要であるが、青空も広がって気持ちが良かった。山の斜面を見上げて、どこから取り付くか考えながらの歩きになった。車道脇には桐の木が植えられて、会津の文化圏内であることを示していた。北東に張り出す尾根に取り付くつもりであったが、道路脇は崖状になっていて、登ることは難しかった。
 尾根を東に回り込むと、雪原になった谷間が現れた。急斜面ではあったが、尾根まで上がることができそうであった。雪は柔らかく、スノーシューで足元を堅めならがらの登りが続いた。尾根の上は、藪が少しうるさいものの、歩くのに問題はなかった。ひと登りで蕨峠からの尾根が合わさる分岐にでた。
 右に方向を変えると、緩やかな尾根の登りが続いた。南の斜面には杉林が広がっていたが、尾根の雑木林に鉈目のようなものは無かった。前方の高まりに登ると、そこが草平山の山頂であった。木立に囲まれて展望のない山頂であった。雪の上に腰を下ろしてひと休みとした。時折日がさすと、雪の上に木の枝が青い影を落とした。雪の上に腰を下ろし、湯を沸かして、カップラーメンを作った。静かな山頂であった。
 下りは、途中から漆沢の集落へ続く尾根を下ろうか迷ったが、安全策をとって、来た道を戻った。最後の急斜面を雪玉と一緒に下りると、後は車道歩きとなった。
 低山であったが、すっかり汗をかいてしまい、御神楽温泉に向かった。冬の間行われている温泉祭りということで、入浴料金が半額になっており、得をした気分になった。


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