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赤坂山、長峰


【日時】 2003年1月2日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
赤坂山・あかさかやま・121m・なし・新潟県
【コース】 十二神社より
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条/寺泊
【ガイド】 なし

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
長峰・ながみね・149.5m・二等三角点・新潟県
【コース】 年友溜池より
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条/寺泊
【ガイド】 点の記

【時間記録】 10:00 新潟発=(新潟西バイパス、R.116、敦ヶ曽根 経由)=11:20 寺泊駐車場〜11:40 発―11:53 十二神社―11:59 分岐―12:08 石碑―12:15 赤坂山―12:22 石碑―12:28 分岐―12:33 十二神社―12:46 寺泊駐車場=13:21 年友溜池―13:46 長峰〜13:50 発―14:01 年友溜池=(寺泊、R.402、角田浜、松野尾、中権寺、R.116、新潟西バイパス)=16:20 新潟着

 赤坂山は、日本海の海岸部にある寺泊の裏山である。登山道も通じており、案内標識もあるが、地図には山名は記載されておらず、ほとんど知られていない。
 長峰は、寺泊の南の県道寺泊与板線脇に位置する山である。地図には山名は記載されていないが、二等三角点の点名として「長峰」という名前が付けられている。
 元日の晴天とはうって変わった荒れ模様の天気になった。気温は低く、風も強く、通常の登山の対象になるような山は無理であった。ゆっくりと起きてから、保坂さんのホームページで知って気になっていた赤坂山に出かけることにした。
 路面も凍結しており、国道でもノロノロ運転が続いた。赤坂山の登り口を寺泊の集落内で探す必要があるため、最近は、魚市場としてすっかり観光地化した寺泊海岸の駐車場に車を停めた。正月二日では、魚河岸もしまっているはずだが、冷凍した魚が主なためか、店は開いていた。
 観光客も寒さ対策のために長靴に帽子姿の者が多いため、山の格好もさほど目立たなかった。地図を見ながら山際のあかね通り商店街と名前が付けられた旧道に進んだ。役場前を過ぎると、その先で寺泊小学校という小さな標識が現れた。小学校へは、北側から車道が通じているようなので、これは通学路の印のようであった。軽自動車がやっとの細い道に入り、坂を登っていくと、左手前方に十二神社の鳥居と社殿が見えてきた。神社の境内に上がると、右手の山際に「赤坂山へ35分」と書かれた標識が立てられていた。クランク状に曲がって神社の境内に出たが、坂を登ってきてそのまま民家の軒先をかすめて直進すれば、この山道に続くようであった。
 雪にうっすらと覆われた山道の登りが始まった。僅かな歩きで、水道施設が右手に現れ、その前で赤坂山への道が左に分かれた。磁石を合わせてみると、この山道は地図にも破線で記されている県道長岡寺泊線の寺泊高校前に通じる道のようで、その峠部から東に向かって道が分かれているようであった。地図で山頂近くの神社マークへ通じている破線を歩いているわけではなかった。杉の植林地の中の緩やかな登りが続いた。段々に地面が削られており、廃田の跡に杉が植えられているようであった。山道周辺にも倒木や藪が目立ち、荒れた感じがした。
 赤坂山の標識に従って、小高いピークに登ると、石碑が並んでいた。インターネットの情報では、倒れかかった鳥居があるように書かれていたが、無くなっていた。山道に戻って先に進むと、再び赤坂山の標識が現れて、ひと登りで小ピークの上に出た。山頂は藪に囲まれて、日本海が僅かに見えるだけであった。周りを見渡したが、山頂には登山標識のようなものは無かった。
 寺泊の駐車場に戻ると、車で混雑していた。大型の観光バスも停まっていた。店の中をのぞいたが、高いのか安いのか、なにを買ってよいのか判らず、結局買わないで帰ることにした。
 もうひと頑張りすることにして、近くにある二等三角点ピークの長峰をめざした。点の記をみると、頂上まで山道があるように書かれていた。県道寺泊与板線に進み、右手に溜め池が現れたところで車を停めた。溜め池の西端から山に向かって林道が始まっていた。時折雪が舞う天気であったが、道があるなら楽勝であろうということで、二山目を目指すことにした。
 林道に進むと、造園用のものなのか、赤松が植えられていた。林道終点から山道に進むと、杉の植林地の広がる谷間に入った。地面を雪が覆うような状態で、山道は判らなくなった。左手の尾根に上がってみたが、すぐに杉の植林地が終わり、藪が濃くなって引き返しになった。谷の上部に向かって、杉林の中を進んだ。杉林が終わると、頂上部はそう遠くない距離で、雑木林の間も開いて歩きやすい状態であった。急坂を木の枝を掴みながら登ると、山頂の一画に到着した。長峰の山頂は台地状であったが、最高点は、登り着いた所から右奧に進んだところのようであった。藪を掻き分けながら進むと、三角点の標柱が目に入った。その脇に三角点が頭をのぞかせていた。三角点ピークなだけに、三角点をみつけて、ようやく登頂の気分を味わうことができた。山頂標識のようなものは無く、他から山道が上がってきているというようなこともなかった。山頂は藪に囲まれて、展望は閉ざされていた。
 帰りは、シーサイドラインを回って帰ったが、夕方が近づいて気温が下がったのか、何度か自動車のタイヤがスリップした。途中で、スリップしてつっこんだのか、自動車の前隅を大破した車も見かけた。車の前には正月の注連縄を飾っていたが、御利益は無かったようであった。明日の山は、たとえ天気が晴でも、事故が怖くて早朝発は無理そうであった。

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