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桜峰、笠置山


【日時】 7月9日(月)、10日(火) 各日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 7月9日 曇り、10日 曇り

【山域】 魚沼丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 桜峰・さくらずんね・377.1m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/岩沢
【ガイド】 なし

【山域】 魚沼丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 笠置山・かさぎやま・678m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/十日町/十日町
【ガイド】 なし

【時間記録】
7月9日 17:00 十日町発=(R.117、岩沢、大崩入口、大崩、林道岩沢線 経由)=17:20 桜峰下〜17:23 発―17:25 桜峰〜17:29 発―17:30 桜峰下
7月10日 16:50 十日町発=(美佐島、赤倉、林道枯木又赤倉線 経由)=17:35 笠置山キャンプ場入口〜17:40 発―17:48 笠置山〜17:52 発―18:13笠置山キャンプ場入口=(城内焼野線、焼野、R.252、中条、R.117  経由)=19:00 十日町

 桜峰は、一等三角点の置かれている高場山の南西に隣り合う山である。地図に「さくらずんね」という変わった読みがふられていることから興味を覚える山である。
 笠置山は、魚沼川左岸に沿って延びる丘陵地帯にあるピークで、山頂一帯は、笠置山キャンプ場となっている。

 十日町の出張が入り、その夕方に、車道脇から簡単に訪れることができそうな山に出かけることにした。
 桜峰は、以前に一等三角点ピークの高場山に登った時に、同じ地図に、「さくらずんね」という変わった読みをする山があることに気が付き興味を持った。
 大崩の集落手前で、林道岩沢線が始まっていた。未舗装ではあるが、車の走行には支障は無さそうなので、車を乗り入れた。林道の周囲には、所々畑地が広がっていたが、休耕地になって雑草が茂っていた。地図を見ながら車を走らせると、左前方に、高まりが現れた。ピークの下は、広いスペースがあり、車を置くのに都合が良かった。良く見ると、刈り払い道が、続いていた。
 杉木立の中の道をひと登りすると、桜峰の頂上に到着した。山頂部は、草地が刈り払われた、平らな広場になっていた。その中央部は、へそのようにでっぱっており、石碑と三角点が置かれていた。木立の間からは、高場山を目の前にのぞむことができた。山頂の回りには、桜が植えてあったが、まだ細い苗木で、山名の由来になるよな桜の古木のようなものは見あたらなかった。山頂の地形からすると、城跡のような感じがした。
 翌日、仕事を終えた後、地図を見て笠置山に向かった。地図を見ると、車道が山頂近くを通過しており、なんとか登れそうな気がした。十日町から、道路地図を見ながら、赤倉の集落をめざした。集落を過ぎて清水峠をめざして山を上がっていくと、左に林道枯木又赤倉線が分かれた。未舗装であるが、車の走行には支障はない道であった。地図と地形を照らし合わせながら進んでいくと、右手に無線中継基地が現れたが、笠置山はもう少し先のようであった。その先で、左手の空き地に笠置山キャンプ場という看板が立てられているのに出会った。案内板によれば、山麓一帯は森林公園として整備されており、どうも一本杉というのが山頂のように思われた。
 山に向かって車道が分かれていたので、この道に進んだ。少し登った所で広場になり、車道は終わった。ここまで車で入れるようであった。遊歩道を上がっていくと、標識があり、右は一本杉、直進はキャンプ場と記されていた。右に曲がると、その先で、ブナ林の広場に出た。ここのブナは、一旦切られた太い根元から何本もの幹が伸びて面白い形を作っていた。広場を横切ると、その先で道は終わっていた。右上に山頂があるようであったが、夏草も茂っており、その先の藪は深かった。おかしいと思いながら引き返すと、広場に入ってすぐに右折するように道が続いていた。
 急な登り僅かで、山頂に到着した。木立の隙間から、中継基地のアンテナがすぐ近くに見えたが、道は通じていなかった。三角点はないものの、ここが最高点のようで、笠置山の登頂に成功ということになった。山頂部には、杉が何本も生えており、一本杉という名前に反して、どれも同じ太さであった。
 帰りにキャンプ場を覗いてみることにした。分岐から僅かに下ると、丸池という池があり、その周辺は庭園風の草地で、キャンプに気持ちが良さそうであった。道を先に進むと、「広場」があり、魚沼平野の眺めが広がっていた。八海山や越後駒ヶ岳の展望が広がっているはずであったが、山頂部は雲におおわれていた。水場と書かれていたが、水の状態は判らなかった。立派な施設であるが、かなりの山奥にあるため、どれほどの人が利用するのだろうか。池のためか、蚊が多く、体をかきながら退散することになった。



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