0112

鳥屋ヶ峰


【日時】 2001年2月17日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 五頭山塊周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 鳥屋ヶ峰・とりやがみね・119.2m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【ガイド】 片雲往来 PartIII(第一部)―阿賀南の山々
【温泉】 村杉温泉 村杉共同浴場 250円

【時間記録】 8:50 新潟発=(R.49、水原、金屋、太室 経由)=9:55 貝喰〜10:15 発―10:57 鳥屋ヶ峰〜11:02 発―11:28 貝喰=(村杉温泉、R.290、安田、R.49 経由)=14:15 新潟着

 五頭山塊の新潟平野との境には、R.290によって切り離された丘陵地帯があり、ゴルフ場や分譲地の開発が進んでいる。鳥屋ヶ峰は、その丘陵地帯にある二等三角点ピークである。
 今週は、新潟市を中心とする平野部で、まとまった雪が積もった。あいかわらず、天気もぐずついており、手頃な山を求めて登ることになった。五頭山塊付近の小ピークとしては、先日も重平山に登ったばかりであるが、今度はその近くの鳥屋ヶ峰に登ることにした。低山で難しいのは、特徴のないピークが連なっているため、どこが山頂かが判りにくいことである。道路地図と2万5千分の1地図を見比べながら、取り付き地点を考えた。貝喰の集落から、山に向かって直線状に延びる道路があったので、車を乗り入れた。山が近づいた所で、除雪は終わりになり、終点の広場に車を停めた。左手には、大きな工場があり、帰りに看板を見ると、一正蒲鉾の工場であった。海辺ではなく、このような山の中に蒲鉾工場があるとは意外であった。もっとも、距離的には、海からそう遠いわけでもない。
 天気予報に反して、晴れ間が広がった。スノーシューを履いても、膝までもぐる思い雪であった。低山は、雪が締まることもなく、そのまま融けていってしまうため、高い山とは違った難しさがある。下には林道が埋まっているらしい雪原を進んだ。工場裏手の角から尾根に取り付いた。雑木林を登っていくと、所々に赤布が付けられており、尾根通しに踏み跡があるようであった。
 五頭連峰方面の眺めも広がったが、山頂部は雲に覆われていた。緩やかに起伏する尾根は、スノーシューで歩くのに適していた。小ピークに到着して地図を確認すると、尾根の張り出しや、高さの点で、その先のピークが山頂のようであった。緩やかに下った後に、登りに転じた。かき分ける木々の枝の芽も膨らみはじめ、春も近いと感じさせられた。
 鳥屋ヶ峰の山頂は、小広場になり、一角に木の棒が立てられて、この付近に三角点が埋められているようであった。ストックで雪をほじってみたが、雪は厚く、三角点を掘り起こすことは諦めた。
 雪をけちらせながら快調に山を下ってくると、いつしか雲行きもあやしくなってきた。車に戻ってひと休みしていると雨も降り出し、温泉へ直行することになった。

山行目次に戻る
ホームページに戻る