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善入山


【日時】 2001年2月10日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 善入山・ぜんにゅうやま・297.6m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/御神楽岳/越後豊川
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟発=(R.49、津川、上川、八田蟹 経由)=10:15 小会瀬前〜10:29 発―10:55 稜線上〜11:00 発―11:23 280mピーク―11:48 善入山―12:04 280mピーク―12:16 稜線上―12:30 小会瀬前=(八田蟹、上川、津川、R.49、馬下橋、R.290、村松、五泉、新津、R.403、茅野山IC、R.49)=15:00 新潟着

 御神楽岳の蝉ヶ平登山口には、御神楽温泉があり、日帰り温泉施設として親しまれている。善入山は、あすなろ荘の対岸に位置する、広谷川右岸の山である。
 津川に向かう途中、雨が降ったり、空が明るくなったりと、天気はめまぐるしく変化した。上川に近づくと、路肩には2m以上の雪の壁が続くようになった。道路にも数センチの雪が積っていたが、雪は柔らかく、車の走行には問題はなかった。御神楽温泉は、手前からみかぐら荘、小会瀬、あすなろ荘と三軒が並んでいる。目的の善入山は、あすなろ荘の対岸に位置するが、間に広谷川が入っているため、その手前から歩き出す必要があった。現地に到着してあたりを見回すと、広谷川にかかる橋の付近の道路脇は、崖状になっていた。小会瀬前に除雪されたスペースがあり、山に向かって雪に埋もれた林道が続いていたので、ここから歩き出すことにした。
 スノーシューを付けて歩き出した。ひと登りすると、畑のような平坦地が現れた。善入山から続く稜線が、目の前に横に広がっていた。南東に向かって雪原を横切り、杉林の中に入った。杉林はすぐに終わり、雑木林の斜面になった。直登は難しいため、右手にトラバースしながら高度を上げた。枝尾根にのってひと登りすると、稜線に上がることができた。息はあがったが、何とか足は止まらないですんだ。
 この先は、明るい雑木林の幅広尾根の歩きになった。善入山はめだったピークではないため、地図を良く確認する必要があった。善入山は、ピークを一つ越した所と思って進んだ。小ピークを越したその先のピークに着いてみると、前方に横たわるピークが、善入山のようであった。
 緩やかに登っていくと、善入山の山頂の一画に到着した。ブナやナラの隙間の開いた雑木林で、良い雰囲気であった。太い木はないため、炭焼きに使われていたのであろうか。鉈目は多くあるものの、古い物が多いようであった。山頂は広く、どこが三角点の位置か分かり難かった。紅白棒でもないかと思ったが、見つからなかった。下りの始まる所まで進んで、ともあれ山頂は踏んだということで、引き返した。
 天気がよければ、雑木林の中でのんびりできるのだが、雪が激しくなり、足を止めずにそのまま山を下ってしまった。
 車を動かして上川に戻ると、みぞれから雨に変わった。これ以上の山歩きを続ける気持ちも失せて、家に戻ることにした。

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