0068

十六山


【日時】 12月29日(金) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 加茂三条丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 十六山・じゅうろくやま・206.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:20 新潟発=(北陸自動車道、中之島見附IC、R.17、川崎北IC、R.351、北荷頃、一之貝、栃尾、R.290、下田、R.289、高岡 経由)=9:45 みはらし団地上部〜9:52 発―10:29 林道入口―10:47 十六山〜10:52 発―11:00 林道入口―11:25 みはらし団地上部=(R.290、黒水、加茂、R.403、亀田、R.49 経由)=14:30 新潟着

 十六山は、新潟平野の東の縁を形作る、加茂から三条の間に広がる丘陵地帯にあるピークである。五十嵐川右岸にあり、みはらし団地上部から猿平山に至る林道が、この山の山頂付近を通っている。

 栃尾近くの大平山を目指したのだが、長岡から新榎トンネルを越すと、路肩に除雪された雪の壁が続くようになった。ここのところ寒い日が続いていたが、新潟では予想もしていなかった本格的な積雪になっていた。登山口の集落も、いそがしく道路に雪をかき出している状態で、登山のために山に向かうのが気が引けてしまった。50センチ以上の新雪の積もった状態では、林道歩きだけで疲れてしまうことにもなりかねない。あっさりと別な山を考えることにした。
 今年の1月8日に、加茂丘陵の里山に登り、その際登山口を確認しておいた十六山に向かうことにした。途中、栃尾で、名物の油揚げを買い、家へのご機嫌とりにした。下田に入ると雪は少なくなってきた。五十嵐川にかかる清流大橋からみはらし団地に入り、造成地の上部に進んだ。団地上部から林道が始まっているが、その先は雪で覆われていた。林道に頭を突っ込んだ形で車を停めて歩きだした。
 つづら折りの林道を登っていくと、五十嵐川周囲に広がる集落の眺めが広がった。木々は新雪で白く縁取りされて、美しい姿を見せていた。吹き溜まりの所では、膝上までの深さがあったが、軽い雪で坪足で歩くのに支障はなかった。稜線に出ると、ほぼ水平な道が続き、現在位置を確認するのが難しくなった。右手に小さな作業小屋が現れ、ここらあたりで十六山への取り付きを考えなければならないようであったが、杉林が高く延びて、山頂を目で確認することができなかった。十六山の山頂を確認するために、もう少し林道を先に進むことにした。
 杉林の中を進んでいくと、関係者以外立ち入り禁止の看板が立てられた林道が右に分かれた。分岐部の前の池越しに、十六山と思われるピークを眺めることができた。深い雪に覆われた林道を進んでいくと、「ゆたかの荘」という額が掲げられた二階建ての山小屋が右手に現れた。小屋の前は広場になり、作業道が山に向かって上がっていた。
 作業道を少し進んだ後、杉の植林地の中を高みに向かって直登した。稜線に上がって、杉の植林地と雑木林の境界を進んだ。木立が高くて最高点が分かり難く、緩やかな稜線歩きのために、これでは山頂を確かめるのが難しいなと思ったが、幸い、少し古びた紅白棒が立っているのに出会った。膝くらいの雪を掘って、三角点を探した。紅白棒の周りには見つからす、もう少し範囲を広げた所で、三角点を見つけることができた。2m程離れた位置であったため、紅白棒を三角点の脇に立て直した。
 十六山は、林道を使えば、僅かな登りで山頂に立ててしまえるが、雪山ハイキングとして歩くには、適度な運動量になって、手頃であろう。

山行目次に戻る
ホームページに戻る